【東京国立博物館】書き忘れられた美の保存へ―恵まれた「源氏物語図屏風」の修理に向けたクラウドファンディングの開始
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イチオシスト
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「源氏物語図屏風」が、失われゆく運命から救われるためのエールとなるクラウドファンディングを始動しました。
壮大な歴史と匠の技を秘めた「源氏物語図屏風」の修理
江戸時代に伝土佐光孚筆とされる貴重な文化財「源氏物語図屏風」が、修理のための資金を集めるクラウドファンディングを始動しました。この素晴らしい歴史的遺産は、数世紀の時を経て風雨に晒されてきましたが、その価値と美しさは今もなお変わりません。https://readyfor.jp/projects/tohaku2025修理の緊急性と社会的背景
現在、「源氏物語図屏風」は、蝶番の破損、絵具の剥落、猫の爪痕、虫食いなど様々なダメージを受けています。しかしながら、国の予算だけでは修復費用を捻出するのは困難で、このままでは美しい作品の価値を維持することができません。このため、社会からの広範な支援を募ることとなりました。クラウドファンディングチャレンジの概要
プロジェクト名:源氏物語図屏風の修理へ目標金額:3,000万円
寄付期間:2025年10月6日から12月19日までhttps://readyfor.jp/projects/tohaku2025
この活動はただの修理作業だけにとどまらず、一般の方々に文化財修理の重要性を理解してもらうことも目指しています。また、修理状況を公開することで、文化継承への深い理解を得る貴重なチャンスを提供します。
「READYFOR」というクラウドファンディングプラットフォーム
「READYFOR」は、日本で初のクラウドファンディングサービスとして知られ、これまで多数のプロジェクトを支援してきました。文化財の保存や活用に関する取り組みを促進するため、以前より文化庁と協力関係を築いています。彼らの経験とノウハウは、「源氏物語図屏風」の修理を成功させるための重要な一助です。東京国立博物館とは
東京国立博物館は、日本最大の博物館で、美術品や考古遺物など様々な文化財について、収集、保存、修理、展示、調査研究、教育普及活動等を行っています。そのコレクションは、質・量ともに日本一を誇ります。記事提供元:prenew 最新のニュース一覧
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