池田匡志“奏”、家族にカミングアウトし、堀夏喜“真城”と未来を誓い合った様子に胸が熱くなる<雨上がりの僕らについて 最終回>

パーティで笑い合う奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)
池田匡志&堀夏喜(FANTASTICS)W主演のドラマNEXT「雨上がりの僕らについて」の第10話~第12話がLeminoで配信中。奏(池田)は家族にカミングアウトし、真城(堀)とパーティを開く様子が描かれて、胸が熱くなった。X(旧Twitter)でも、「最後までほっこりかわいいドラマ」「ほっこり…良い話や…ってなるタイプのBLで良かった」とコメントが寄せられた。(以下、作品のネタバレを含みます)
6年ぶりに再会した不器用な2人の恋模様を描く
らくたしょうこが手がける同名漫画を原作とした同ドラマは、6年の時を経て再会したネガティブピュアボーイと押し強めな天然男子が織りなすボーイズラブ。学生時代の苦い思い出から同性愛者であることを隠し、恋に臆病になっている奏振一郎(池田)は、偶然入った喫茶店で高校時代の親友で片思いの相手・真城洸輔(堀)と再会。6年ぶりの再会をきっかけに2人が過去と向き合い、自分自身を見つめ直しながら前に進んでいく姿を描く。
奏に思いを寄せる同僚・藍沢すみれ役を渡邉美穂が、同じく奏の同僚で良き相談相手となる先輩・金森彩役を山田真歩が、奏と真城が再会するきっかけとなる喫茶店のマスター役を高杉亘が、真城の母・真城美都子役を霧島れいかが務める。

地元を歩く奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)
“もう恋はしない”と決めていた奏は高校時代の想い人・真城と再会する
出版社の営業として働く奏振一郎は、学生時代の苦い思い出から同性愛者であることを隠し“もう恋はしない”と決めていた。ある日、同僚のすみれに告白されるが、奏は「彼女がいるから」と常套句で断りを告げる。
そんな中、雨が降る帰宅途中に偶然見つけた猫をきっかけに入った喫茶店で、奏は1人の男性に目が奪われる。その男性は高校時代の親友であり、かつて“特別”な想いを寄せていた真城洸輔だった。再会してから積極的に連絡してくる真城に対して、奏は「もうお前のこと好きになりたくない」と拒絶しようとする。しかし、真城は「俺もお前のこと好きだから」と奏の気持ちに応える。

楽しそうに笑う奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)
奏は「二度と家には帰らない。父さんも家族も全部捨てる」と父に告げる
真城に届いた同窓会の連絡をきっかけに2人は一緒に地元へ帰ることにする。父親・敏郎(高橋洋)のことを避け、帰省を先延ばしにしていた奏の足取りは重い。
同窓会では、久しぶりの同級生との再会に緊張する奏だったが、すぐに打ち解け、当時に戻ったかのような楽しい時間を過ごす。だが、その帰り道、真城が奏にキスをしようと、奏に顔を近づけた瞬間、偶然敏郎が通りかかり見られてしまう。
敏郎から「振一郎!説明しなさい」「もっと男らしく堂々としなさい!」と責めるように言われ、奏は口ごもっていたが、さらに詰め寄る敏郎に「もううんざりだ。俺はこの人が好きで一緒にいるんだ、ほっとけよ!」と大きな声で主張する。
「そうやって、いつも人のこと上から押し付けて、俺が何をしたって言うんだよ。うるさいんだよ!誰にも迷惑かけてないだろ。俺何にもしてないだろ」と涙ながらに訴える奏。敏郎が聞き入れようともせず「男のくせにこんなことで泣くんじゃない。お前はまともに話もできないのか」と諌めると、奏は「もういい、二度と家には帰らない。父さんも家族も全部捨てる」と言って涙を流した。
その後、奏は母と妹にゲイだとカミングアウトして受け入れられ、敏郎も理解を示す。
東京に戻ることになり、真城と待ち合わせた奏。「俺はずっと自分が嫌いだった。何回リセットしても結局俺は俺にしかなれなくて、変われなかったから。でも、今は洸輔が隣にいてくれる。俺、洸輔がいると自分を好きになれるんだ」と真城に伝える。

真剣に向き合う敏郎(高橋洋)と奏(池田匡志)
奏と真城は未来を誓い合い、友人たちに祝福される
幸せな日々を過ごす2人。同級生の結婚式を控える中、奏は自分たちの未来への心許なさや不安を真城にこぼす。そんな奏の思いを聞いた真城は、ある計画を考えつく。
いつもの喫茶店で真城は友人の結婚式のために買った礼服を奏に試着させ、自分も礼服に着替える。
「なんで?」と尋ねる奏に真城が「今からここで俺たちの結婚式、挙げようと思って」と言うと、奏は「結婚式!?」とびっくりする。「驚かせてごめんな。この間、振一郎に不安だって言われて考えたんだ。もちろん、正式な結婚じゃないけど、これからもずっと隣にいるっていう2人だけの約束はできるから」と真城。
協力してくれたマスターの前で誓いの言葉を交わす奏と真城。お揃いの腕時計をお互いにつけて誓いのキスをする。
お互いの同僚も来てくれてささやかなパーティを開く。みんなに祝福されて、2人は幸せそうに笑い合うのだった。
奏が家族にカミングアウトし、真城と未来を約束し、幸せになる姿を見ることができ、胸が熱くなった。X(旧Twitter)でも、「最後までほっこりかわいいドラマ」「ほっこり…良い話や…ってなるタイプのBLで良かった」「これからの生活の続編おまちしてます」「ああ。終わってしまった」とコメントが寄せられた。
※高橋洋の「高」は正しくは「はしごだか」

お揃いの腕時計を着けた奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)はささやかなパーティを開く

真城役の堀夏喜

地元で笑い合う奏(池田匡志)と真城(堀夏喜)
記事提供元:Lemino ニュース
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