NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンが欧州チームにもアドバイス?
<ライダーカップ 事前情報◇23日◇ベスページ・ブラックC(ニューヨーク州)◇7352ヤード・パー70>
NBAのスーパースター、マイケル・ジョーダン(通称MJ)は、ゴルフ好きとしても知られ、とりわけライダーカップでは毎回米国チームをサポートする姿が見られている。
今季米国チームの主将に選ばれたキーガン・ブラッドリー(米国)とは親しい友人同士で「マイケルはいつでも相談に乗ってくれる。ゴルフのこと、人生のこと、ライダーカップのことなど、常に僕の味方でいてくれる」メンターとして頼りにしてきた。それはブラッドリーにとってだけでなく、欧州チームの主将、ルーク・ドナルド(イングランド)も「MJから多くを学んだ」一人だった。
ドナルドとジョーダンの関係は20年以上前にさかのぼる。ドナルドが米イリノイ州・シカゴのノースウェスタン大学在学中でNCAAの個人タイトルを獲得した頃、当時シカゴ・ブルズのスーパースターだったジョーダンと共通の友人を通じて知り合った。「マイケルは上手な選手とプレーするのが大好きで、運良く僕はそのグループに招かれた。それ以来、彼とは良い友人になり、今ではご近所同士なんだ」。
ジョーダンが拠点を置くのは、フロリダ州ジュピター・アイランド。タイガー・ウッズ(米国)をはじめ、数多くのトッププロが居を構えるエリアで、ドナルドとブラッドリーも住んでいる。ジョーダン自身が所有するプライベートコース『The Grove XXIII』(ザ・グローブ23ゴルフクラブ)もここにある。
ドナルドは「幸運なことに、彼の考えを聞く機会に恵まれてきた。彼を突き動かしてきたもの、彼のモチベーション、そして彼がどうやって最高の自分を引き出してきたのかということについて。マイケルはキーガンとも親しい関係で、この1年、キーガンも彼の力を少し借りていたかもしれない」と話した。「今回は特別なアドバイスを受けたわけではない」としつつ、「スポーツ界の伝説であり、おそらく史上最高のアスリートから意見を聞けるのは、素晴らしいことだ」とジョーダンから得た視点は、チームメンバーの選考にも大きく役立った。
なお、ジョーダンは今週ライダーカップ会場に姿を見せると予想されており、ドナルドは「きっとUSAの帽子をかぶっているだろうね」と笑顔で話した。(文・武川玲子=米国在住)
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