「バカ」「無能」発言で書類送検 田端信太郎がメルカリに反論 「何の恥じ入ることもない」
株式会社メルカリが9月21日にウェブサイトを更新し、同社の従業員に対してSNS上で誹謗中傷をおこなっていた人物が書類送検されたと報告しました。これに対し、対象の人物とされる「田端信太郎」(登録者数32万人)は、「なんら恥じることはない」と、自身の発信の正当性を主張しています。
社員を誹謗中傷した人物が書類送検されたと発表
メルカリは9月21日、「ソーシャルメディア上での誹謗中傷事案の書類送検に関する報道について」と題する声明を発表。「従業員に対し、ソーシャルメディア上で誹謗中傷等のハラスメント行為を繰り返していた人物について、捜査の結果、警察に告訴状が受理され、書類送検されました」と報告しました。
この人物については、「当社従業員等に対し、能力・人格を貶める侮辱的、攻撃的、その他ハラスメントと受け取れる表現などの執拗な投稿を繰り返しており、当社従業員等に精神的な負担をもたらすものとなっておりました」と説明。同社は、「あらゆるハラスメントと差別を容認しない」との姿勢を示しつつ、今後も誹謗中傷などに対し、開示請求や刑事・民事での法的措置を含め、毅然とした対応を取ると表明しました。
田端信太郎「何の恥じ入るところもありません」
今回書類送検されたのは、投資家・インフルエンサーの田端信太郎とされています。
田端はリクルート、ライブドア、LINE、ZOZOなど20年間で7つの大企業を渡り歩いた経歴を持つ人物で、YouTubeでは投資やビジネスに関する情報を発信。「アクティビスト(物言う株主)」を名乗り、歯に衣着せぬ発言をしています。
そんな田端は、21日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、「複数の上場企業の役員・社員の人から、私がその人たちに対して『バカ』『無能』といったような言葉を使ったことをもって、侮辱罪だと刑事告訴されて、これまで警察の取り調べを受けておりました」と報告しました。
この件に関して「何の恥じ入るところもありません」と続けると、警察の捜査には全面的に協力してきたと説明。書類送検は、警察が検察に資料を送るという事務的な手続きにすぎないとし、有罪になるかどうかは別だと解説しました。
田端は、自身の発信について「いち株主、投資家としての私が上場企業の役員や、その社員の仕事ぶりや能力や経歴や成果に対して論評した」と説明。「バカ」や「無能」といった言葉が含まれているせよ、それは「投資家・株主として当然の正当な活動だと思っております」と主張しました。
自身の主張が不適切なのであれば反論すべきであって、刑事事件として権力を介入させ、株主と企業の役員・社員の間に第三者を招くことに「非常に強い違和感を覚えています」と訴えました。
問題になっている投稿についても、「一切恥じるつもりはありませんし、消してもおりません」と話すと、「今回の件で萎縮をして今までやってたようなアクティビスト活動をやめるというつもりはありません」と断言。投資立国を目指すという国全体の流れを見ても、株主からの問題提起を萎縮させてはならないと主張し、資本主義の新陳代謝には自由な意見論評が欠かせないと訴えました。
田端は、自身の発言には表現手法として「議論の余地がある」ことを認めつつも、
株主から意見されたことに対していちいち警察に訴える。こんなような世の中どう思います? 息苦しくて仕方がなくないですか?
と投げかけていました。
コメント欄では賛否
コメント欄では、
メルカリがホンマにどうしようもない会社だということが詳らかになって本当に良かった思います。
クオカードの優待詐欺や優待取りやめ中に移管して2ヶ月で優待復活させる事実上の株価操縦は放置で馬鹿無能という単語を使う批評家は書類送検される不思議な国
100%田端さんを支持します。この件で牙を抜かれないでほしい。
にしても、いきなり警察沙汰とは、なんちゅう馬鹿で無能な連中や。
と田端の意見に賛同する声が多く見られる一方、
批判することがダメなんじゃなくて、誹謗中傷することがダメなんでしょ。(中略)
同じ人間として、「無能」「バカ」とか相手に対するリスペクトが無さすぎるでしょ。
株主は会社の所有者なのは分かるけど、何を言ってもいいわけじゃないと思うよ。
すまんが、事実でも相手にとって侮辱に相当する内容を拡散したら侮辱だよ
侮辱かどうか決めるのはあなたでは無い
といった批判も寄せられています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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