上がり4連続ボギーで急降下 “ミヤコレ”はまさかの予選落ち濃厚に「一生懸命やったけれどダメでした」
<ソニー 日本女子プロ選手権 2日目◇12日◇大洗ゴルフ倶楽部(茨城県)◇6840ヤード・パー72>
日没が迫る中、トータル1オーバーの予選通過圏内で終盤を迎えていた都玲華に、悪夢が待っていた。6番からの上がり4ホールで4連続ボギー。トータル5オーバー・暫定76位タイでホールアウトし、予選落ちが濃厚となった。
32位から出ると10番から連続バーディでスタート。その後は3つのボギーを喫し、この日1オーバーで折り返しても、フェアウェイ真ん中に木がある最難関の5番でバーディを奪った。あとはラストスパート!…をかけるだけだったが、そこからまさかの展開に。「一生懸命やったんですけどダメでした」とミスが続き、カットライン圏内から急降下した。
大洗ゴルフ倶楽部では2度、プロテストを戦った経験を持つ。2022年は不合格だったが、24年は4日間トータル8アンダーの2位で合格を果たし、プロ生活をスタートさせた。ここまでメルセデス・ランキングでもシード圏内(50位まで)の45位に位置するなど奮闘。「プレッシャーは全然なかった。メジャーだし頑張ろうかな、っていう感じだったけれど、残念ではあります」。1年前に歓喜した地で、肩を落とすことになった。
日没前にホールアウトしようと組全体のプレーペースは速くなったが、「それは関係ない。ただの実力かなと思います」とキッパリ。「自分の空気の感じがうまくいかなかった。試合は続くし、練習して、また来週に備えたいです」と前を向く。
「これといって悪いところがなかった分、落ちたのがすごく残念」。安定したショットにはうなずくが、課題に感じたのはグリーン周りのアプローチだ。とりわけメジャー仕様の深いラフからの寄せに苦戦した。そこが今大会の反省と、来週に向けた練習ポイントになりそう。そして最後は、「これから(の季節)ラフがなくなっていきそうだけど(笑)」と天真爛漫な“ミヤコレ節”で笑わせて、コースを後にした。(文・笠井あかり)
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