新鋭タイラー・タオルミーナ監督のユニークな群像劇「クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント」
世界が注目する映画制作コレクティブ〈オムネス・フィルムズ〉の創設メンバーでもある新鋭タイラー・タオルミーナ監督が、クリスマス・イブに集まった家族の出来事を描いた「クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント」が、11月21日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で公開される。ポスタービジュアルが到着した。
クリスマス・イブの夜、ロングアイランドの家に4世代にわたるバルサーノ家の面々が集まった。毎年の行事だが、今年が最後かもしれない。おばやおじ、いとこたち、そして家族の中心である祖母が飲み語らう中、若いエミリーとミシェルはこっそり抜け出し、郊外を自分たちの反抗の舞台に変えていく──。
キャストにマーティン・スコセッシの娘であるフランチェスカ・スコセッシ、スティーブン・スピルバーグの息子であるソーヤー・スピルバーグも名を連ね、ザ・ロネッツ『Baby, I Love You』をはじめとする往年の名曲が彩る本作。同じくオムネス・フィルムズの作品である「さよならはスローボールで」とともに、2024年のカンヌ国際映画祭監督週間に出品された。ホームコメディと青春物語が融合したユニークなクリスマス群像劇を楽しみたい。
なおタオルミーナ監督の長編デビュー作である思春期の通過儀礼の物語「ハム・オン・ライ」(2019)と、パンデミックによりロックダウンされた郊外を捉えた長編第2作「ハッパーズ・コメット」(2022)を、11月7日(金)から11月20日(木)までBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下で上映することも決定。併せて注目を。
「クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント」
監督:タイラー・タオルミーナ
脚本:タイラー・タオルミーナ、エリック・バーガー
撮影:カーソン・ランド
音楽:オリー・ホワイト、トム・スタンフォード
編集:ケヴィン・アントン
製作:クリスタ・ミント、デヴィッド・クロリー・ブロイルズ、ダンカン・サリヴァン、マイケル・セラ
出演:マイケル・セラ、エルシー・フィッシャー、マリア・ディッツィア、ベン・シェンクマン、グレッグ・ターキントン、マチルダ・フレミング、フランチェスカ・スコセッシ、ソーヤー・スピルバーグ
原題:Christmas Eve in Miller’s Point
2024年/アメリカ/カラー/108分
提供:JAIHO 配給:グッチーズ・フリースクール
© 2024 Millers Point Film LLC. All rights reserved.
記事提供元:キネマ旬報WEB
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