レジでイヤホン外さない客に店員の本音「正直ストレス」 外すのがマナーなのか?
コンビニやカフェで、イヤホンをつけたまま会計をする人を見かけたことはありませんか?もしかすると、あなた自身もついやってしまった経験があるかもしれません。この「レジでイヤホンを外さない問題」は、「マナー違反だ」という意見と「話が通じればOK」という意見で、ネットや現実でもたびたび話題になります。では、実際にイヤホンをしたお客さんを日々対応している店員さんは、どう思っているのでしょうか。

店員の本音は「正直ストレス」。7割以上が「ストレスを感じる」と回答

ソフトバンクは2025年8月、15〜69歳のレジ業務経験者1,000人を対象に「イヤホンをしたままのお客さま対応」についてアンケート調査を実施した。
イヤホンを装着したままのお客さまに対応した経験があるかを尋ねると、28%が「ある」と回答。

さらに、対応経験がある28%の人にストレスを感じたかを調査したところ、「とても感じる」が30%、「やや感じる」が44.6%、合計74.6%がストレスを感じた経験があることがわかった。理由には、「ポイントカードの確認をしても反応がなく、購入手続きが終わってから提示されて後付けはできないと言うと苦情を言われた」「イヤホンをしているお客さまに話しかけたら、面倒くさそうかつ高圧的な態度をとられた」などの、理不尽な物言いや恐怖心を抱くような態度をとられた内容が多く挙がりました。
また、「会計のとき、お金が足りないと伝えているのに、聞こえないためかレジのやりとりがスムーズにいかず、後ろの客が舌打ちしてきた」など、他の客へストレスが波及したことによる理由も。イヤホンをしたままの会計によって、目の前の店員だけでなく、周囲にも迷惑をかけている状況が明らかになりました。
※10代はサンプル数が少ないため参考値。
「外すのがマナー」派と「聞こえていれば問題ない」派、多数派なのは?

では、聞こえていれば店員側のストレスは減るのでしょうか。イヤホンをしたままのレジ対応に対するお客さん側の意見を調査したところ、「聞こえているかどうかにかかわらず外すのがマナーだと思う」と回答した人が53.3%となり、「聞こえていれば問題ない」と回答した46.7%を上回った。「聞こえていればいい」と考える人もいるが、多くの人が相手への配慮や礼儀そのものを重視してほしいと考えているようです。
スマホによって、私たちは自分の時間をいつでもどこでも楽しめるようになりました。しかし、レジでの数秒のやりとりもまた、日常を支える大切なコミュニケーションです。自分の価値観も大切にしつつ、目の前の相手に少し意識を向けるだけで、お互いに気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。スマホとのより良い付き合い方を考えるきっかけにしてみてください。
出典:【ソフトバンク株式会社】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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