渋野日向子ら日本勢の状況は? 米女子アジアシリーズ出場権をかけたラストマッチへ
来週11日(木)から行われる「クローガー・クイーンシティ選手権」はシーズン終盤に向けた大事な一戦になる。大会終了後の年間ポイントランキング(CMEグローブ・ポイントランキング)に基づき、秋のアジアシリーズの出場権が付与されるからだ。
全4試合のアジアシリーズは出場人数が絞られるエリートフィールドで、いずれも予選カットなしの4日間大会。初戦は10月9日開幕の「ビュイックLPGA上海」(中国/チージョン・ガーデンGC)で、「BMW女子選手権」(韓国)、「メイバンク選手権」(マレーシア/クアラルンプールG&CC)と続く。そして最後に、11月6日~9日の日程で「TOTOジャパンクラシック」(滋賀県/瀬田GC)が予定されている。
各大会の出場枠は米ツアーメンバーと開催国ツアーメンバーにそれぞれ割り振られる。米ツアーメンバーの出場枠は中国大会が62人、韓国大会とマレーシア大会が68人、日本大会は43人。TOTOの日本ツアー枠は35人で、これは国内女子ツアー「富士通レディース」(10月17~19日)終了時点のメルセデス・ランキング上位者に与えられる。
現時点ですでにTOTOのエントリーを済ませている日本勢は10人。現在ランク3位の竹田麗央、4位の山下美夢有、10位の岩井明愛、13位の岩井千怜、18位の古江彩佳、37位の勝みなみ、48位の畑岡奈紗、65位の馬場咲希、124位の笹生優花、138位の西村優菜だ。
ランキング88位のアルバン・ヴァレンズエラ(スイス)までが43名の枠に入っている状況。昨年大会はランク確定時点で75位だった勝みなみまでが出場することができた。ここがボーダーラインのひとつの目安になる。
馬場は現在348.978ptで、88位のヴァレンズエラとは119.027ptの差がある。単独6位相当のポイント差のため、逆転される可能性は少ないが、今後、ランキング上位選手がエントリーして状況が変わることも考えられる。
現在101位(191.717pt)の渋野日向子は、そのボーダーラインから38.234ptのビハインド。ラストマッチで単独23位以内に入らなければ、そのラインを上回ることができない。124位の笹生、138位の西村も大量ポイントが必要な状況だ。
アジアシリーズが終われば、レギュラーシーズンは米本土での1試合をもって終了する。ポイントランク60位までが高額賞金の最終戦出場権、80位までが来季カテゴリー1の出場権(シード権)を得られる。そこを目指すためにも、アジアシリーズに出場してポイントを稼ぎたいところ。シーズン終盤を左右する大事な戦いになる。
【昨年の各大会の最終出場状況】
中国:出場確定ランクの97位までが出場
韓国:同90位
マレーシア:同86位
日本:同75位
【現在のポイントランキング】
竹田麗央 3位 1785.118pt
山下美夢有 4位 1663.528pt
西郷真央 5位 1608.942pt
岩井明愛 10位 1355.481
岩井千怜 13位 1251.0566pt
古江彩佳 18位 1068.833pt
勝みなみ 37位 785.230pt
畑岡奈紗 48位 604.972pt
馬場咲希 65位 348.978pt
吉田優利 69位 311.867pt
渋野日向子 101位 191.717pt
笹生優花 124位 93.288pt
西村優菜 138位 63.071pt
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