Wplaceのイラスト紹介Xアカウントが活動停止を発表 VTuberイラスト荒らし騒動の余波
地図上に自由にドット絵を描けるサービス「Wplace(ダブリュープレイス)」の人気が急上昇する中、同サービス上に描かれたイラストを紹介していたXのBOTアカウント「wplaceイラストbot」が8月30日、すべての投稿活動を停止すると発表しました。
VTuberのイラストへの荒らしが話題
Wplaceは、地図上に誰でもドット絵が描けるサービスで、今月に入ってから利用者が急増。東京を始めとする大都市には、地図が見えないほどの絵が描き込まれています。一方で、他人が描いた絵の上にも描き込みができる仕様であることから、意図的にイラストを消したり、嫌がらせのコメントを書き込んだりする「荒らし行為」が深刻な問題となっていました。
とりわけここ数日で話題になっていたのは、VTuberのイラストへの荒らし行為です。「宝鐘マリン」(登録者数421万人)などを描いたイラストが、消されたうえ嫌がらせのコメントを書き込まれており、X上で被害を訴えたポストが2000万回近く表示されるなど注目を集めました。
この荒らし行為に対し、Xユーザーからは怒りの声が多数寄せられていますが、一方で、「これ含めてWplaceの醍醐味」といった声も上がりました。また、話題となったのが既存の公式イラストのコピーであったことや、利用規約に反する自動化ツールを使用していた疑いも浮上し、逆に投稿主への批判も多く寄せられるという展開になっていました。
関連記事
・人気VTuberを描いたイラストが一晩で消滅 Wplaceでの荒らし行為が波紋
イラスト紹介アカウントが活動を停止
こうした中、XでWplaceのイラストを紹介していたwplaceイラストbotが活動休止を発表しました。上述の宝鐘マリンなどへの荒らし行為は、このアカウントで紹介されたことをキッカケに始まったとされていました。
30日の投稿でwplaceイラストbotは、イラストやWplaceの魅力を伝えるなどの本来の目的とは違い、紹介したイラストを狙った荒らしが横行する結果となってしまったと説明。
自身は荒らしには関与していないものの、イラストを紹介すれば荒らされる可能性があり、回避できる手段を取り合えたのに敢えて取らなかったことへの反省を述べました。自身の責任を認め、アカウントの一切の活動を停止し、全ての投稿を削除すると表明。「当アカウントの投稿を純粋な気持ちで楽しんで下さった方々、活動を応援して下さった方々には申し訳ありませんが、このような結論になりました」と伝え、謝罪の言葉を綴っています。
これにユーザーからは「なんか全部このbotのせいみたいな雰囲気にしてるけど、荒らしの原因の責任転嫁のようで見てられない」「こいつ紹介されるされない関係なく荒らされてるし、こいつに限らずXに上げてる奴いるのに、不特定多数の上げてる奴よりこいつ一人の方が叩きやすいから叩かれてるの可哀想」といった意見が寄せられています。
しかしwplaceイラストbotのプロフィール欄に「中身募集」との記載があったことから、アカウントを売却しようとしていると疑いの目を向けるユーザーもおり、「散々人に迷惑かけて最後にはアカウント売って逃げようとしてるのほんとクソだな」といった批判も寄せられています。
— wplaceイラストbot (@wplacebot0) August 30, 2025
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。