得意のショートゲームに課題 石川遼を悩ます距離感のズレ「ジャッジがまだまだ」
<Sansan KBCオーガスタ 2日目◇29日◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7293ヤード・パー72>
22位から出た石川遼は4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「71」とスコアを伸ばしたものの、トータル7アンダーの26位タイとわずかに順位を落とした。首位とは7打差。最終日に向け「諦めずに最後まで最高のプレーができるように頑張りたい」と意気込んだ。
直前の16番をボギーとして迎えた17番パー3、石川が会心のショットを放った。182ヤードを7I。「フェードで狙って思った通り打てて、距離感も良くて1メートルぐらいについたんですけど、やっぱりこういうショットが打てると楽しいですね」。打ちたいショットが打てる場面が増えてきたのはプラス材料。状態は確実に上向きだ。
一方で悔やんだのは5番パー4のダブルボギー。ティショットを大きく右に曲げると、木の下を通そうとした2打目を木に当て、再び木の下を狙った3打目をチョロとトラブルが続いた。「ティショットもそうなんですけど、2打目ですね。そんなに難しい状況ではなかったんで、乗せてバーディもあると思ってしまった。欲が出ました」。判断によっては避けられたミスだった。
今季は得意分野のはずのショートゲームに苦しんでいる。サンドウェッジをハイバウンスの58度からローバウンスの60度にチェンジ。海外でのプレーなど、先を見据えた選択だが、距離感のズレが埋め切れていない。オフから練習を重ねてきたが「深いラフからはなかなか練習できていなかったんで、フェアウェイからはイメージが出ているんですけど、ラフの抜け方とかそこのジャッジがまだまだ、言い訳ですけどね」。長年58度を愛用してきただけに、時間をかけて60度の感覚を体に染み込ませていくしかない。
「ドライバーからパットまで何かを大きく変えなきゃいけないという状態ではないので、いいものを続けていくのと、ロングパットとか、ランニングアプローチとか、そういうところで取りこぼしがあるので、減らせると思えるところからコツコツ減らしていって、もっと上位でプレーできるようにしていきたいですね」
上位陣もスコアを伸ばすことを考えれば、優勝は現実的な位置ではないが、最終日に向けて、やることは変わらない。「感触は悪くないんでビッグスコアを目指していきたい」。まずは今季初のトップ10入りへ、1打でもスコアを縮め、1つでも上の順位を狙う。(文・田中宏治)
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