日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『ベスト・キッド:レジェンズ』をレビュー!
評点:★3.5点(5点満点)
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ドラマ『コブラ会』は、元になった『ベスト・キッド』シリーズの価値を「後から」底上げする、という驚くべきアクロバットを成し遂げた。
『ベスト・キッド』シリーズは確かに1980年代ポップ・アイコンの一つではあるが、『インディ・ジョーンズ』や『ゴーストバスターズ』、『E.T.』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』といった怪物的な作品群ほどの強度を持ち合わせていたわけではない。
ところが『コブラ会』は1作目のみならず、いくつもの続編の脇役にも新たな光を当てることで、シリーズ全体をフランチャイズとして再び輝かせることに成功したのだ。
本作は2010年の「リメイク版」を、『コブラ会』を通じて『ベスト・キッド』フランチャイズへと接続し直す作品で、リメイク版の師父ジャッキー・チェンとオリジナル版の主役ダニエル・ラルーソが夢の共演を果たすことになった。
物語や展開に意外性は全くないが、今回びっくりしたのは本作がジャッキー・チェンのさまざまな魅力を縦横無尽に引用しているところで、彼の映画に親しんできた人なら思わずニコニコしてしまう要素が満載だ。
ストレスが少ない展開と軽快な編集も非常に現代的で、どこまでも無邪気に楽しめる。
STORY:北京でミスター・ハンからカンフーを教わる高校生のリー。家族の不幸でNYに移住したものの、新たな試練が降りかかる。大切な人を守るため再び戦うことを決意したリーは、空手とカンフーを武器に究極の格闘大会に挑む
監督:ジョナサン・エントウィッスル
出演:ジャッキー・チェン ベン・ウォンほか
上映時間:94分
全国公開中
記事提供元:週プレNEWS
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