ツアー史上最長コースで“飛ばない選手”が躍動 飛ばし屋には不利?「ストレスしか溜まりません」
<ニトリレディス 初日◇28日◇北海道カントリークラブ 大沼コース(北海道)◇6955ヤード・パー73>
国内女子ツアーは、ツアー初開催となる北海道カントリークラブ 大沼コースが舞台。ツアー史上最長距離となる6955ヤード(パー73)。パー5が5つで一見、チャンスホールが増えたとも思われるが、1番の590ヤード、9番570ヤード、18番590ヤードは、今週福岡で開催されている国内男子ツアーよりも距離が長いセッティングになっている。
左ドッグレッグのレイアウトが多いため、ティショットでとにかく飛ばせばいいというわけにもいかない。100ヤード以内にはバンカーがあったり、18番ではグリーン手前に大きな池があるなど、2オンを狙うとワナにかかる可能性もある。決して飛ばし屋が有利とか、チャンスホールとは言えないのだ。
初日を終えて単独首位に立ったのは、ドライビングディスタンス(DD)233.13ヤードでツアー73位の永井花奈。そして、222.46ヤード(95位)の青木瀬令奈が7位、212.95ヤード(98位)の吉本ひかるが14位と、同スタッツで下位に入る2人が名を連ねた。
5バーディ・1ボギーの「68」で回った青木は、400ヤード超えのパー4や590ヤードのパー5すべてで、しっかりパーを拾っている。同コースの印象について「パー5が長いことはむしろありがたい。3打目をウェッジで打たなくて済む。逆に100ヤードを超えた距離で打てるので」と話した。得意とするのは「145から170ヤードくらい」の、5、6、7番ユーティリティで打てる距離。9番、18番の長いパー5の3打目は、それぞれ170ヤード、146ヤードと得意距離が残った。青木にとっては“ラッキー”だ。
さらに、「いつものエースパターだとイメージが合わなかった。重いグリーンだったので、初速がしっかり出てくれるものが良いなと思って」と、ひさしぶりにパターを変更。オデッセイ『ストロークラボ テン』を投入した。出だし10番では「朝一の上りの逆目。なかなかみんな打ち切れなかったところだと思うけど、そこをしっかりと打ち切れた」とバーディ発進につなげた。
ボギーフリーで回った吉本は、「パー5が長いけど、池とかもあって、みんな刻むホールとかもある。2オンしてイーグルを狙うようなホールではないです」と話す。DD1位(261.77ヤード)の穴井詩でも「2オンは難しい」と話していたり、初日3位タイで終え、DD2位(260.72ヤード)の神谷そらも「刻みますね。(2オン狙えないから)ストレスしか溜まりません」と苦笑いする。
DD4位(258.69ヤード)で7位タイ発進の小林夢果も「(飛ばし屋に)有利ではないですね」と話し、ティショットではフェアウェイキープを優先するために5番ウッドなどで刻む姿があった。今週のパー5は“3打目勝負”。重たく止まりやすいグリーンでは、長いクラブでピンを狙っていくこともできる。チャンスを多くつかみたい。(文・高木彩音)
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