はじめはスキーではなくホイチョイの『見栄講座』の映画化だった!? キネ旬YouTube〈あの懐かしの映画を語ろう〉第2回は「私をスキーに連れてって」
1980年代から90年代を彩った日本映画の裏側に迫る、キネマ旬報公式YouTube の〈あの懐かしの映画を語ろう〉の第2回が8月27日(水)より配信となる。今回、元にっかつプロデューサーの山田耕大氏に語っていただく作品は「私をスキーに連れてって」。
バブル期のスキーブームの火付け役となり、劇中歌のユーミンの『恋人がサンタクロース』は冬の定番ソングに。さらにトレンディドラマの先駆けとなった当時を象徴する作品のひとつだが、意外にも企画当初は“スキー”ありきではなかったという。
ロマンポルノから一般映画の製作へ舵を切ろうとする当時のにっかつで、サラリーマンを主人公にした作品を作ろうとする企画から生まれたのが本作。後に本作の監督をすることになる、馬場康夫氏のホイチョイ・プロダクションが連載していた『見栄講座』の映画化から始まった企画は、当初から関わっていた山田氏がにっかつを退社するなど様々な紆余曲折を経て、スキーを題材にした作品として製作することが決まっていく──。
本作りでは脚本を担当する一色伸幸氏に、スキーの滑り方からオシャレなスキーの遊び方までイチから教えたこと、フジテレビが作品作りに加わり毎週金曜日に会議をしていたことや、当時まだブレイク前の三上博史を抜擢したことなどが語られていく。
今回は語り手の山田耕大氏だけでなく、聞き手として同席するにっかつ時代の後輩の平田樹彦氏(現・ダブルフィールド代表取締役)にとっても思い出深い1作。当初の企画発案者として、山田氏と一緒に馬場康夫氏に会ったことや、脚本を務めた一色氏のスキーの指南役として作品作りに関わっていたというエピソードも飛び出し、大いに盛り上がる──。
「私をスキーに連れてって」の新しい一面を知ることができる貴重な話の数々、是非、キネマ旬報YouTubeチャンネルにてご覧いただきたい。
キネマ旬報公式YouTube
〈あの懐かしの映画を語ろう〉
第1回「家族ゲーム」
前編:https://youtu.be/MQdGi9lI2ZM
後編:https://youtu.be/ZPkQQ0ZCdJo
〈今後の配信予定〉
9月3日(水)「ベッドタイムアイズ」
9月17日(水)「ドレミファ娘の血が騒ぐ」
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