アマに“ど真ん中”のPING『i240』に、ブレード派の蟬川泰果がスイッチした理由は「海外選手」
PINGから、9月4日発売予定の『i240』アイアンに関する情報が届いた。「7/12~8/17日までに新製品『i240』アイアンを試打した425名のゴルファーを対象にアンケートを行い、その結果と最新の契約選手による使用状況を紹介いたします」と、同社広報。
参加者の中心は平均90前後の中級者で、ついで80台の中・上級者が多く、100以上の初級者も多く含まれており『i240』を試して最も良かった点は、425人全体で【寛容性:34%】、【打感:25%】、【見た目:10%】、【方向性:7%】の順になったとか。PINGだけに寛容性が一番に来るのは当然だが、興味深いのは下記のスキル別の回答。
<平均スコア別、気に入ったポイント>
70〜79 :①寛容性(54%) ②飛距離(15%) ③打感(8%)、操作性(8%)
80〜89 :①寛容性(32%)、打感(32%) ③方向性(10%)
90〜99 :①寛容性(37%) ②打感(22%) ③見た目(10%)
100以上:①寛容性(29%) ②打感(24%) ③見た目(15%)
平均70台の上級者が突出して【寛容性】を挙げるのは、腕に覚えがあるだけに普段から操作性の高いアイアンを使うのが理由だろうか。また、直近でこのアンケート結果と似た、珍しい事象が男子ツアーでも起きていた。ずっとマッスルバック(Blueprint T)愛好者だった蟬川泰果が直近で『i240』(4I~PW)に移行。同社のツアー担当は背景をこう明かす。
「シーズン前半に海外ツアーへ挑んだ際、海外選手が操作性重視のブレードではなく、寛容性の高いキャビティ型アイアンを多く使っていることを知り、興味を持ったのがきっかけです。スイッチの決め手となったのは『寛容性』と『見た目』。操作性の高いクラブは狙った球を操れる一方でミスも顕著に現れます。スイングをアップデートしている段階ではそのミスが大きな障壁となり『i240』の持つ寛容性はその課題を補い、スイングの再現性を高めてくれます。また、寛容性が高いのに見た目がツアー好みのシャープな点も理由の1つです」
また、PINGのフィッティングスペシャリストは、試打会で80台のゴルファーが【打感】も【寛容性】と同数の一番に選んでいた点について、こう補足する。
「“ステンレス=打感が硬い”というイメージを持たれている方も多いですが、今回の『i240』は“打感がとても良い”という評価が非常に多く寄せられています。『i240』は見た目・性能と良い所取りのモデルです。ぜひ、先入観にとらわれず、多くの方に一度打って体感していただきたいです」
本日22日は、タイトリスト『T-SIRIES』とテーラーメイド『P8CB』が発売を迎え、来週29日はミズノ『ミズノプロ S-1 / M-13 / M-15』が発売予定と、直近でアイアンの注目機種が目白押し。そんな中、9月4日発売のピン『i240』も上級者から初心者まで幅広い支持を集めているようだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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