家庭教師は松田優作ではなかった!?元にっかつプロデューサーがキネ旬公式YouTubeで語る「あの懐かしの映画」の舞台裏!第1回は「家族ゲーム」
映画を創った人だけが知っている物語がある──というコンセプトの基、1980年代から90年代を彩った日本映画の裏側に迫る、キネマ旬報公式YouTube の〈あの懐かしの映画を語ろう〉が8月18日(月)より配信開始。第1回は森田芳光監督の出世作「家族ゲーム」について前編後編の2回に分けて語り明かす。
語り手は元にっかつプロデューサーとして、数多くのロマンポルノ、一般作などを手掛け、脚本家としても活動、昨年まで大阪芸術大学映像学科教授を務めていた山田耕大(やまだ・こうた)氏。当時にっかつの企画部に在籍してロマンポルノの製作していた山田氏が、一般映画を作ることになった経緯から話は始まり、企画立案のために毎日のように書店に通っている中で出会ったのが、本間洋平著『家族ゲーム』だったと言う。そこから動き出した企画だったが、製作に漕ぎ着けるまでは紆余曲折。「家族ゲーム」が誕生するまでのすべてに関わっていた山田氏本人が語るだけに無類の面白さだ。
中でも、「家族ゲーム」の主人公、家庭教師の吉本のキャスティングについて。松田優作に決定するまでの経緯は貴重なエピソードだろう。
実際、映画を1本作るということがどれだけ大変であるか──。
キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位、報知映画賞、ブルーリボン賞など数多くの映画賞に輝く「家族ゲーム」について、製作側から語った〈あの懐かしの映画を語ろう〉を是非ご覧いただきたい。なお、聞き手を務めるのは、映像企画、制作を行うダブル・フィールドの代表取締役であり、「呪怨 -ザ・ファイナル-」などのプロデューサーの平田樹彦氏。山田氏のにっかつ時代の4年後輩という旧知の間柄で、話を引き出していく。
今後、キネマ旬報公式YouTube では〈あの懐かしの映画を語ろう〉をシリーズ化して配信予定。以降、「私をスキーに連れてって」「ベッドタイムアイズ」「ドレミファ娘の血は騒ぐ」の製作秘話を、引き続き山田氏から伺っていく予定だ。
キネマ旬報公式YouTube 〈あの懐かしの映画を語ろう〉
第1回配信「家族ゲーム」(前編・後編)・・・8/18(月)配信開始
第2回配信「私をスキーに連れてって」・・・8/27(水)配信予定
第3回配信「ベッドタイムアイズ」・・・9月3日(水)配信予定
第4回配信「ドレミファ娘の血が騒ぐ」・・・9月17日(水)配信予定
記事提供元:キネマ旬報WEB
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