マキロイがプレーオフ2戦目で復帰 初戦欠場で物議…“マキロイ・ルール”も浮上?
<BMW選手権 事前情報◇13日◇ケイブスバレーGC(メリーランド州)◇7601ヤード・パー70>
プレーオフ初戦「フェデックス・セントジュード選手権」を欠場したローリー・マキロイ(北アイルランド)が、第2戦の「BMW選手権」で復帰、開幕前日の13日に会見に臨み、欠場の理由を語った。
「会場のケイブスバレーに戻って来られてうれしい」と話し始めたマキロイだが「プレーオフの出場を義務付けるかという議論が噴出しているのは知っている」と自身がプレーオフ初戦を欠場したことに言及した。
出場資格のあるポイントランキング上位70人のうち、欠場したのはマキロイだけ。しかしポイントランキングは変わらず2位をキープしている。「僕は先週プレーしなかったから、ツアーは(義務化を)検討しないといけなくなったのかもしれない」。
さらにマキロイはこう続ける。「僕が聞いたのは、ウィンダム選手権後にすべてがリセットされ、上位70名が次の週の出場権を得るための上位50位争いをし、その後再びリセットされ、今週の上位30名がツアー選手権に進出するというフォーマットが議論されているようだ」。このマキロイの欠場を機に“マキロイ・ルール”も浮上しているという。
「プレーオフとトーナメント方式を両立させたいのであれば、それは良い方法かもしれない」としたが、その一方で、「ツアーはスポンサー、ファン、メディアを喜ばすバランスを取らなければならない。それはとても難しいことだろう」と賛成はしなかった。
実際にマキロイが欠場したのは「連戦を避けるため」であり、「今年は特別な年でもある」という。プレーオフ最終戦「ツアー選手権」のあとは、DPワールドツアーの「アイルランド・オープン」、「BMW・PGA選手権」に出場し、「ライダーカップ」も控えている。
「ライダーカップはとても大事。それにDPワールドツアーのレース・トゥ・ドバイも勝ちたい。僕にとっては大事な試合が控えているから、1週間余計にオフを取りたかったというのが最も大きな理由だ」と話した。
その後年内には「DPワールド・インディア選手権」、11月には「アブダビHSBC選手権」、「DPワールドツアー選手権」と同ツアーの終盤戦が控えている。「多くの選手は僕のようにプロ生活を18年間続けてきたわけじゃない。僕は他の選手たちとは少し異なる立場にあると感じている。この1週間の休養週は私にとって有益になる」と話した。(文・武川玲子=米国在住)
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