「シードがなかなか怪しいところ」 渋野日向子はランキング浮上に気合い
<スタンダード・ポートランドクラシック 事前情報◇13日◇コロンビア・エッジウォーターCC(オレゴン州)◇6480ヤード・パー72>
歴代覇者として出場した「AIG女子オープン」(全英)を終えて、米国女子ツアーは米本土での戦いに戻ってきた。渋野日向子は今大会に2年ぶり3度目の出場。大会を放送するWOWOWのインタビューでは、「ここから予選落ちをなるべくしないように頑張りたい」と意気込む。
全英後の1週間のオープンウィークは「日本に帰ってゆっくりしました。そんなに外には出ず、こもっていました」と、うだる暑さのなかでまずはリフレッシュに努めた。ゴルフの調整についても「特に変わったことはしていない」として、「体の動きを意識してできたらいいかな。(感覚は)試合になってどうかなあ、という感じ。そんなに悪くはないと思いたい」と話す。
ポアナ芝とベント芝が混ざるグリーンは“止まって速い”という印象。直近3年間を振り返ってみると、優勝スコアがトータル19アンダー、トータル26アンダー、トータル22アンダーでかなりの伸ばしあいになっている。「ショットが止まる分、しっかり狙っていきたい。パッティングが入ってくれればいいなと思います。グリーンは全英に比べるとすごく速いので、距離感を合わせるのに必死です」。欧州連戦ではパターで決め切れないシーンも目立ったが、これが上位浮上のカギになると感じている。
現在のCMEグローブ・ポイントランキングは88位。今大会を含めた4試合後のランキングに基づき、日米共催「TOTOジャパンクラシック」を含むアジアシリーズの出場可否が決定し、米4年目のシーズンも終盤へと向かっていく。シーズン終了時点のランク80位までに来季カテゴリー1の出場権(シード)が与えられ、81位から100位まではリシャッフル対象のカテゴリー11(準シード)になる。
「シードがなかなか怪しいところ。しっかりポイント稼げるように、上位を目指して頑張りたいです」。7位で終えた5月「全米女子オープン」以降の7試合中、予選通過したのは2試合のみ。米本土戦からリスタートを切り、まずは週末行きを目指したい。
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