香妻陣一朗にも影響? 総額73億円のLIVチーム選手権が新フォーマットへ
シーズン王者を決める最終戦「チーム選手権」を2週後に控えた7日、LIVゴルフは今季のフォーマット変更を発表した。
昨年までは上位3チームがシード権を得て準々決勝を免除されていたが、今年はこれを廃止。新たに、13チーム中下位2チームによる「プレーイン・マッチ」が水曜日に行われる。
さらに、今年からはシード上位チームのキャプテンが対戦相手の顔ぶれを確認してから、自チームのラインナップを選択することが可能に。加えて、最終日のシングルス戦には48人全員が参加するなど、新たな試みが行われる。
プレーインで勝利したチームは準々決勝に進出。そこから12チーム・48選手が金曜と土曜にマッチプレーで戦い、日曜の決勝戦はシングルスのストロークプレーで競う。LIV側は「より多くのトップ選手のプレーを見られるようになる」と説明している。
2024年大会を制した『リッパーズGC』のキャプテン、キャメロン・スミス(オーストラリア)は「予想外のチームが敗退する場面が見られるかもね」と新フォーマットに反応。『クラッシャーズGC』キャプテンのブライソン・デシャンボー(米国)も「プレッシャーが増す。毎日がより重要になる」と語った。
香妻陣一朗が所属する『アイアンヘッズGC』は現在ポイントランキング13位で、プレーイン行きが濃厚。同じく13位から挑んだ昨年大会では、第1シードを破る大金星を挙げるなど、最終的に2位に入る快進撃を見せた。再現のためにも、まずはプレーイン突破が必須だ。
チーム選手権の賞金総額は5000万ドル(約73億6024万円)。優勝チームは1400万ドル(約20億6104万円)を獲得する。(文・武川玲子=米国在住)
【チーム選手権のフォーマット】
■8月20日(水)プレーイン
ランキング12位と13位のチームによるマッチプレー。2シングルス、1フォアサムの形式で、2ポイントを獲得したチームが準々決勝へ進出。
■8月22日(金)準々決勝
組み合わせは上位のチームキャプテンから選択。2シングルス、1フォアサムの形式で、2ポイントを獲得したチームが準決勝に進出。
■8月23日(土)準決勝
対戦チームは再び上位のチームキャプテンから選択。準々決勝敗退の6チームも同日にランキング戦を行う。2シングルス、1フォアサムの形式で、2ポイントを獲得したチームが勝利。
■8月24日(日)決勝
12チームの48人全員がシングルス戦に参加。各チーム4選手のスコアを加算し、最終的な順位は以下の条件のもとで決定する。
・1〜3位…決勝進出の3チーム
・4〜6位…準決勝敗退チーム
・7〜9位…ランキング戦の勝利チーム
・10〜12位…ランキング戦の敗退チーム
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