生源寺龍憲が「1000万円」出しても“競り落としたいモノ”を告白 目指す米ツアーで「直接もらえたら…一番(笑)」
7⽉24⽇にセガサミーホールディングスが、男女プロゴルファー60人とゴルフ好きのタレント30人を呼んで開催した「長嶋茂雄MEMORIAL セガサミーチャリティープロアマ大会」。そこに参加していた男子プロゴルファーの生源寺龍憲は7日、「ほぼ初めて」というトークイベントに挑んだ。
それは品川区の同社内『TUNNEL TOKYO』で行われたイベントのこと。ここで、同じくプロアマ大会でプレーした女子プロゴルファーの三浦桃香、そしてバレーボール元女子日本代表の狩野舞子さんとともに舞台にあがり、約1時間のイベントを楽しんだ。
「プレーするよりも緊張しました。慣れていないので、なかなか…」。そう言って、“いい汗”をかいていた。プロアマ大会の感想についてはイベント後、「ポイント制で競い合って、16、17、18番がイベントホール。ニアピン、ドラコン、アトラクションホールがあって、すごく新鮮なプロアマでした。芸能人、女子プロと回る機会もなかなかないし、僕も盛り上げるために行ったけど、楽しかった。いい思い出ですね」と振り返る。
今回のプロアマ大会の冠にも名がつけられた“ミスター・プロ野球”こと長嶋茂雄さんが、6月3日に肺炎のため89歳で亡くなった。国民的スターは野球界だけではなく、昨年までセガサミーホールディングスが冠スポンサーを務めていた男子ツアー「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で長年、大会名誉会長を務めるなど、ゴルフ界の盛り上げにも尽力してくれた人物だ。
27歳の生源寺も、「実際に(試合などを)映像で見たことは少ないですけど、ジャイアンツの看板を背負ったすごいお方。指導するときに擬音を使って、というのが印象にありますね」と敬意を抱く。その影響力は、「チャリティもやっていきたいですし、まずはゴルフがもっと注目されるように頑張りたいです」と、アスリートとしての大きな目標にもなる。
今季は、開幕戦の「東建ホームメイトカップ」でツアー初優勝。6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」も制し、現在6611万6884円で賞金ランクトップをひた走っている。その先に見据えるのは、米国男子ツアーでの活躍。そのための「準備」として、昨年はアジアンツアーにも積極参戦した。そして今季は目標とする場所へ向け、本格的な一歩を踏み出すシーズンに位置付けている。今、目指しているのは「ダンロップフェニックス」(11月20〜23日)終了時点の賞金ランク1位に付与される、米最終予選会からの出場権だ。
「ファイナルから行けるように。予選会に行くと最後の試合(ゴルフ日本シリーズJTカップ)を休む形になる。そこで優勝されても追いつけないくらい(賞金で)差をつけたい」。現在、2位につける小西たかのりとの差は約1830万円。これをさらに広げ、“日本の賞金王”という肩書で渡米することを思い描いている。「コーン・フェリー・ツアー(下部ツアー)でも行きたい。平田憲聖が頑張ってるし、大西魁斗もそこから(米男子ツアーに)上がっている。最終目的地はPGAツアー。メジャーにも近づくので、優勝して世界ランクを上げるのも大事」と決意は固い。
この日のトークでは、『オークションに出品されていたら、いくら払ってでも手に入れたいものは?』という質問に「タイガー・ウッズ選手が使用していたアイアンセット」と答えた。「1000万円くらいは…出します!」とも話し、場を盛り上げた。「同じフィールドでプレーできたら幸せ。早く行けるように頑張りたい」と、その憧れの存在もモチベーションになる。「(アイアンセットを)直接もらえたら…一番いいですね。フルセットで。バッグごともらいたい(笑)」。そんな“野望”も胸に秘める。
7月のプロアマ大会の様子は、今月16⽇(土)の午後4時から、BS-TBSと北海道ローカルのHBCでの放送を予定。「出ていたみなさんが楽しく笑顔でプレーしている。すごくいい映像になっていると思います」とアピールした。先週の「AIG女子オープン」(全英女子)を制した山下美夢有の活躍も、「世界で活躍している日本選手は僕らの励みにもなる。いいニュースを届けられるので自分も頑張りたい」と刺激になっている。ゴルフ界の“太陽”のような存在を目指していく。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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