若者の車離れは終わり? 都内18〜24歳の4割がカーシェア利用中【下北沢自動車学校調査】
デジタル化とシェアリングエコノミーの進展により、クルマの「所有」から「利用」へと価値観が変化しています。特に東京都内では、アプリ一つで手軽に車両を予約できるカーシェアリングサービスが急速に普及しています。そこで今回は、「『カーシェアリングサービスが若年層の生活に与える影響』に関する実態調査」をご紹介します。

約6割が2~3カ月に1回以上、旅行や観光でカーシェアリングサービスを利用

下北沢自動車学校株式会社では、都内在住の普通自動車免許を保有している18歳~24歳の男女304人を対象に「『カーシェアリングサービスが若年層の生活に与える影響』に関する実態調査」を実施。
まずはじめに「あなたは、カーシェアリングサービスを利用していますか」を質問すると、約4割が、カーシェアリングサービスを利用していることが明らかになりました。

次に「カーシェアリングサービスの利用頻度」を尋ねると、1位が39.3%の「年に数回」、2位が26.2%の「2~3カ月に1回」、3位が13.1%の「月1回程度」という結果となりました。
このことから、約6割(60.7%)の人が少なくとも2~3カ月に1回以上はカーシェアリングサービスを利用していることが判明。都内に住む若年層の間では、カーシェアリングサービスは浸透しているようです。

では、カーシェアリングサービスはどのような目的で利用されているのでしょうか。
もっとも多かったのは63.9%の「旅行・観光」でした。次いで34.4%の「趣味(アウトドア・スポーツ等)」、31.2%の「レジャー施設への移動」となっています。
カーシェアリングサービスの魅力は「予約・返却が手軽」なこと、行動範囲やQOLも変化

カーシェアリングサービスを利用している人に、「利用して良かった点」を質問すると、「予約・返却が手軽」という回答が45.9%で最多の割合に。毎回手続きが必要なレンタカーよりも手軽さを感じている人が多いのかもしれません。
また、他にも「行動範囲が広がった」(45.1%)、「移動コストを抑えられる」(34.4%)などの回答が高い割合を占めていました。

続いて「カーシェアリングサービスを利用する前と比較して、ご自身の行動範囲はどのように変わったか」と質問すると、44.3%が「やや広がった」、30.3%が「大きく広がった」と回答し、7割以上(75%)の人が“行動範囲が広がった”と感じていることがわかりました。

また行動範囲だけでなく、「生活の質(QOL)」に関しても、6割以上(65%)の人がカーシェアリングサービスを利用する前と比較して「QOLの向上を感じている」ことが明らかになっています。
本調査から、都内在住の若年層の多くがカーシェアリングサービスを利用しており、利用前と比べて行動範囲やQOLも変化していることが明らかになりました。維持費や駐車場代などを鑑みて「都内なら自動車は保有しない」と考える人も多い中、手軽に利用できるカーシェアリングサービスは欠かせない存在となっているのかもしれません。
出典:【下北沢自動車学校株式会社】
※サムネイル画像(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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