6年前は「テレビで見ていて…」 山下美夢有は渋野日向子に続く全英制覇に“感慨”【優勝会見・一問一答】
<AIG女子オープン 最終日◇3日◇ロイヤル・ポースコールGC(ウェールズ)◇6748ヤード・パー72>
山下美夢有が、日本女子ゴルフ史上6人目となるメジャー制覇を成し遂げた。全英制覇は、2019年の渋野日向子に続き、日本勢2人目。優勝直後は涙も流したが、表彰式などでは笑顔が印象的だった。ラウンド後は海外、そして日本メディア向けの会見に臨み、今の想いを語った。
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―率直な気持ち
「目標としていたメジャー大会で優勝することができてとてもうれしいです」
―その夢を叶えた気持ちは
「ここまで来るのもすごく長かったですし、たくさんの方に支えていただいた。コツコツ地道にやってきて、こうしてメジャー大会で優勝することができたのはすごくうれしい」
―金曜日(「65」を出した2日目)はあまり風も吹いておらず、穏やかだった。いいスコアを出せる予感はあったか
「風があるのと、ないのとでは全然コンディションも違いますし、その中で7つ伸ばせたというのはすごくいいラウンドになったなと思います」
―ウェールズの事前知識は
「知ってたことは…。動物がすごい多くて、自然の中で過ごしているイメージはありました」
―優勝した後に他の日本人選手とお祝いした気持ちは
「たくさんの方が来てくれて、すごいうれしかったですし、今、日本人選手も上位で戦っているから、いい刺激をもらっている。私自身もすごくいい刺激をもらっていて、その中で優勝することができてとてもうれしいです」
―同世代の日本人選手が優勝した時、刺激はもらったか
「同級生の西郷選手は今年もメジャーで優勝してすごいなっていうふうに私自身も思っていました。いい刺激をもらっていましたし、その中で私自身も優勝することができてとても良かったです」
―少し不安定な中で、踏ん張って粘って、優勝できた気持ちは
「きのうは特に緊張していて、プレーもいい感じではなかったけど、終わってからお父さんと修正して、その修正したことがいいプレー、結果につながってくれたのでよかったです」
―きのう終わってから修正した?
「終わってから修正して、そこではあまりいい感じでは終われなかったんですけど、帰ってからお父さんともう1回改めてちゃんとチェックした。細かい部分に気づけたので、そこが良かったのかな」
-優勝を確信した瞬間
「最終ホールまで緊張はしてましたし、あの(最後の)パットを入れて、(ようやく)優勝したっていう気持ちになりました」
-プレッシャーは
「ありましたけど、決めたことを淡々とやるということを決めていた。それで長いパーパットが入ってくれたり、15番、16番(のパーパット)がすごく長かったんですけど、そこを耐えられたというのが良かった」
-2019年に渋野日向子選手が全英で優勝し、メジャーや米ツアーに意識を持つ1つの要因になったという話をしていました。それも踏まえ全英に勝ったことに対して何を思う
「渋野選手がメジャーで優勝された時はテレビで見ていました。メジャー大会は本当に特別で、1番大きな大会で優勝するというのも本当に難しいなと思っていました。でも、難しいけど、そこで勝ったら自信になるとも思っていた。コツコツやってきて、こうして優勝を達成できたのはよかったです」
-自分の強みを生かしてタイトルをつかんだ気持ちは
「飛距離は出ないですけど、今年に入って状態はあまり良くなかったと思っている。その中、普段プレーしているコースと違うリンクスは、そこまで飛距離は求められないと思っていました。今回は安定したゴルフができて、その結果、優勝につながってくれてよかったです」
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