R・マキロイがプレーオフ初戦を欠場 “多忙な秋”は欧州ツアーとライダーカップに照準か?
次週の8月7日からテネシー州メンフィス郊外のTPCサウスウインドで開幕されるプレーオフ初戦の「フェデックス・セントジュード選手権」には、今季のフェデックスカップ・ランキングのトップ70が勢揃いのはずだが、同2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)の名前はエントリーリストにはなかった。
すでにマキロイの欠場は予想されている。昨年11月に英テレグラフ紙のインタビューで「来年は今年と違うスケジュールにする」と話し、「おそらくメンフィスは出ない。2024年はほとんど最下位(70選手中68位)で終えたけどランキングは1つしか落ちなかった」と、その理由を挙げていた。
今年も同ランキングのトップを走るのはスコッティ・シェフラー(米国)で、マキロイとの差は現時点で1362ポイント。プレーオフ戦の優勝者には2000ポイントが与えられることから逆転も可能なのだが、今季は最終戦「ツアー選手権」のフォーマットが変更され、出場30選手全員がゼロからのスタートとなるため、同1位で最終戦を迎えるのはボーナスを得る以外に有利な点はなくなった。
プレーオフ初戦で同16位までの選手が勝利すればマキロイは2位から転落する可能性もある。第2戦の「BMW選手権」が終了した時点のポイントランキングでボーナスが支給されるので、ツアー選手権の出場が確定しているマキロイにとっては「ボーナス額」が変わってくる。だが、マキロイはすでに今季は「ザ・セントリー」「メモリアル・トーナメント」など賞金総額2000万ドルのシグネチャーイベントを欠場しており、マキロイにとって「ボーナス」はさほど問題ではないようだ。
一方で秋は多忙なスケジュールを予定している。ツアー選手権(8月21〜24日)のあとはDPワールド(欧州)ツアーへシフトし、「アムジェン・アイルランドオープン」(9月4〜7日)、フラッグシップ大会の「BMW PGA選手権」(9月11〜14日)に出場し、NY州での「ライダーカップ」(9月26〜28日)に臨む。さらにその後も「DPワールド・インディア選手権」(10月16〜19日)、最終戦の「DPワールドツアー選手権」(11月13〜16日)に出場が予定されている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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