細身の飛ばし屋・蛭田みな美 パワーの秘密は「右ヒジ」の下ろし方だった!【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】
間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は細身の飛ばし屋、蛭田みな美。
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アマチュア時代に「日本ジュニア」と「日本女子アマ」の2冠を達成して、2016年のプロテストで合格した蛭田。ツアー初優勝はプロ8年目の2023年「CAT Ladies」と時間を要したが、同年に初シードを獲得すると成績も安定し、24年からは“ツアーの顔”でもある『JLPGAブライトナー』(広報活動グループ)を務めている。
身長164センチでスラっとした体型の蛭田だが、実はハードヒッターで平均飛距離は245ヤードを超えてくる。蛭田に飛ばしのヒントを聞いてみると、「私も意識しているポイントですが、まずはバックスイングで右ヒジが下を向いたまま、クラブを大きく動かすことです。クラブの助走距離が長くなるので、スピードとパワーを出せます」と教えてくれた。
バックスイングからトップにかけて右ヒジが浮くと、クラブの運動量が少なくなってパワーが生まれないし、ボールがつかまらないカット軌道を助長する。「右ヒジが浮いちゃう人は、右の肩甲骨周りが硬いと思うので、グリグリ回して柔らかくするといいかもしれません」。バックスイングで『どうしても右ヒジが浮いてしまう』という人は、右肩甲骨のストレッチを入念にやってみよう。
また、蛭田はインパクトでジャンプをすることで、ダウンスイングのパワーを受け止めて、一気に解放している。「切り返しからインパクトまでヘッドを加速するイメージを持っています。タメを作るとヘッドスピードを出せる感覚なのですが、極端にいったら右ヒジをボールに向けて下ろすと、ヘッドが遅れてきてタメになります」。
それだと振り遅れになりそうなものだが、「頭の高さを変えない意識」をすることで、上体が起き上がることなくジャストミートできるという。蛭田流の右ヒジの使い方を意識すると、飛距離アップにつながるかもしれない。
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