「ボギー多いな」5バーディ奪取も『73』 岩井明愛が取り戻し始めた自信
<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 3日目◇26日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>
3試合ぶりに決勝ラウンドに進んだ岩井明愛は、3日目を「72」と伸ばせなかった。バーディを5つ奪ったが、ボギーも5つ。「激しいスコア。ボギー多いな…」と苦笑いしながら嘆いた。
1ラウンドあたりのバーディかそれ以上の数は『4.28』でツアー4位。今大会でも初日に1イーグル・4バーディを奪っているが、ボギーは4つあった。「バーディは獲れているけれど、ボギーが止まらない。ミスショットが続くというのもあって、うまくいかない。ゴルフって難しいですね」と振り返った。
アグレッシブさを信条とする一方で、フェアウェイやグリーンを外せば、踏ん張る場面も出てくる。「簡単にボギーを打つんじゃなくて、グッと耐えて、パーを拾うようなゴルフもしたい。ショットを曲げるのはしょうがないから、アプローチが大事かな」。練習ではイメージ通りに打てているものを、本番でいかに再現するか。これが今後のテーマでもある。
とはいえ、開幕前には口にしていた不安が、少しずつ溶け始めている。「段々とピンに絡むようなショットが多くなってきた。自分としてはすごくうれしいですね」。来週には海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)が控える前哨戦。同様のリンクスで行われるこのスコットランドで、いい感覚を増やしていきたい。
トータル1アンダー・42位タイで最終日を迎える。「自分のプレーをしたい。ピンまで突っ込んでいきたいけれど、奥を怖がらずに」。最終18番パー5では奥のピンに対してグリーン奥を警戒し、ウェッジでの3打目は手前に乗った。「もっといけるのになっていうのはあった」という反省を生かしながら、裏街道からの大まくりを目指していく。(文・笠井あかり)
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