「唄うと死ぬ歌」を知っていますか?
「恐怖心展」の開催に際して放送しているTXQ FICTION第3弾「魔法少女山田」(7月14日(月)、21日(月)、28日(月)深夜24時30分)。
※この番組はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係がありません。
「唄うと死ぬ歌」がインターネット上で話題になっている。
この歌について語るのは、貝塚陽太という男性。貝塚に電話をかけると、3回コール音が鳴った後に応答があった。
「もしもし貝塚です。ちょっと待ってください…はい。一応まとめて、はい。この間はどうもありがとうございました。はい、行ってきました」
デスクトップの「貝塚さん取材映像」というフォルダには、多数のデータが収められている。「取材する前は、ずっと何も知らずに生きてきて、今思えばそれで良かったんです、正解だったんです。ただ、知っちゃったからにはもう戻れない…」と貝塚。
さらに貝塚はこう続ける。
「何があったのかっていうのは、一言では説明が難しいんですけど。その歌を唄っている人とか演奏している人は結構いらっしゃったので」。
実際、ネット上にはその歌を唄ったり演奏したりして、SNSに投稿している人たちが多く見つかる。
その歌に関する記事はネット上に多数あるが、詳しい情報を掲載しているサイトは見当たらない。
貝塚が「唄うと死ぬ歌」の存在を初めて知ったのは、サニーサイドFMで放送されているラジオ番組「サタデーナイト・リッスン」の「#127 夏のホラー特集」だった。
番組に出演していたオカルト研究家の岡嶋実が、「今、オカルト掲示板とインターネットで話題になっている音声というか、曲なんですけども。タイトルがちょっと怖いんですけど、『唄うと死ぬ歌』…」と紹介。
パーソナリティーの鶴橋美緒は「もう嫌です、その題名。絶対唄えないじゃないですか」と苦笑いしながら、その音源をオンエアした。
ラジオで流れたその音源は、ピアノ伴奏に乗せて元気に唄う子どもたちと、大人の男性の声が重なり、前向きな歌詞に聞こえる。
しかし、曲が進むにつれて子どもの声が徐々に減り、最後は男性の声だけになった。
作者や歌い手、録音された時期は一切不明で、音源の出所も確認されていない。
2010年頃からインターネット上で存在がささやかれはじめ、2023年以降はSNSを通じて徐々に注目を集めている。
ラジオで初めてその歌を聞いたはずなのに、“この曲を知っている”と貝塚。
「歌詞もメロディーも全部覚えていて、おそらく小さい頃に聞いて覚えたんだろうなというのはわかる」。
「唄うと死ぬ歌」として出回っているものをなぜ知っているのかはわからないが、「覚えているというのはとても気味が悪い」(貝塚)。
さらに、そのラジオを聞いてからしばらく経った頃、サブスクであるテレビ番組を見て驚いたという。
その番組は、街ゆく市民の心配ごとを調査し、解決するというもの。
番組スタッフが声をかけたのは、若い女性。妹がおり、「プリキュアやセーラームーンなどの魔法少女アニメがすごく怖いみたい…」と、心配ごとを話している。
「小さい頃から魔法少女アニメを見ると、叫んで怖がって逃げていくような感じがあった」と女性。「妹は19歳だが、今もそういう感じなのは少し心配」と語っている。
番組は、姉の心配を解決するため、妹を捜査することに。
記事提供元:テレ東プラス
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。