八尺鬼との戦いから3日。目覚めぬカンチョリ(ユク・ソンジェ)は…『鬼宮(ききゅう)』第16話

『鬼宮(ききゅう)』
キム・ジヨン演じる巫女としての運命を拒否してメガネ職人として生きるヨリ、ユク・ソンジェ演じるヨリの初恋の相手ユン・ガプと龍になり損ねて悪神になってしまったカンチョリ。不思議で複雑な三角関係を描くファンタジーロマンス時代劇『鬼宮(ききゅう)』が、映像配信サービス「Lemino(レミノ)」にて配信された。
チョン・グムフィと村人たちの魂は救われ、あの世へと旅立つ
八尺鬼を倒したヨリ(キム・ジヨン)は、チョン・グムフィと龍潭(ヨンダム)谷の人々の怨念を晴らし、安らかな世に行けるよう願って舞を舞う。するとそこへチョン・グムフィと村人たちの魂が現れる。王様(キム・ジフン)は立ち上がりチョン・グムフィと村人たちの前で膝をつき「二度とお前のような悲痛な怨念を持つ民が現れぬよう全てをささげる」と言って頭を下げる。涙を流す王様を見てチョン・グムフィは「長い間王の一族を恨んだ。だが、それしきの言葉で心が軽くなるとははかないものだ」と言い残し、あの世へ去っていく。
その夜、ヨリの前に八尺鬼に捕らわれていた祖母ノプトクの魂が現れる。ノプトクは「今までつらかったでしょう」「本当によく頑張った」と、ヨリをいたわり抱き締める。泣きじゃくるヨリを「思う存分泣きなさい。つらい思いをすることで他の人々の痛みが分かるようになる」となぐさめる。そして「もう行かねば」「案ずることはない。いつでもおばあさんが見守っているから、屈せずたくましく生きなさい」と言って、あの世へと旅立つ。
一方、八尺鬼が消え追われる身となったプンサンは、付き人をおとりに逃げ延びようとする。そこへ突然落雷がプンサンの体に落ち、彼をしびれさせる。「このアクジ様は不死身である」と強がるプンサンだったが、次々に雷が落ちてきては彼に痛みを与える。「お前は痛みにもがき苦しみ死ぬだろう」というカンチョリの言葉を思い出し、「大蛇野郎め」と忌々しそうにするが、その後も雷は落ち続けるのだった。
夜光珠を使い果たしたカンチョリは3日経っても目を覚まさなかった。泣き崩れるユン・ガプの母親を前に、カンチョリの納棺を行っていたヨリたちが祈りを捧げていたその時…。

『鬼宮(ききゅう)』
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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