八尺鬼に体を奪われ…王妃を失った王様を襲った悲劇『鬼宮(ききゅう)』第15話

『鬼宮(ききゅう)』
キム・ジヨン演じる巫女としての運命を拒否してメガネ職人として生きるヨリ、ユク・ソンジェ演じるヨリの初恋の相手ユン・ガプと龍になり損ねて悪神になってしまったカンチョリ。不思議で複雑な三角関係を描くファンタジーロマンス時代劇『鬼宮(ききゅう)』が、映像配信サービス「Lemino(レミノ)」にて配信された。
王妃を失った王様(キム・ジフン)の苦悩と家族を奪われた八尺鬼の怨恨
王妃を失い魂が抜けたような状態の王様に、尚膳や部下たちが「玉体をおいたわりください」と頭を下げるが何も反応がない。すると王様は虫が自分を襲ってくる幻影を見て驚き、次の瞬間、周りに自分以外誰もいなくなっていることに気がつく。そこへ王様と同じ姿をした八尺鬼が現れ、怒り狂った王様は「なぜ自分ではなく王妃を殺したのだ」と責め立てる。自分は謝罪しようとした、心の底から詫びようとした、遠い祖先の過ちのためになぜ自分が苦しまなければいけないのかと問う王様に、八尺鬼は「己の罪ではないと?」と言って近づいてくる。そして自分がいかに死んだのか、家族や親しい者たち、村人たちがどんな最期を迎えたのか「お前は何も知らぬ」と言って王様に過去の記憶を見せる。
そこは、100年前に戦火にまかれた龍潭谷。王を逃がすために犠牲になった村人たちはむごい殺され方をされ、軍官チョン・グムフィの家族も殺された。生き残っていた赤子を抱きかかえ逃げようとするが、敵軍に囲まれたチョン・グムフィは赤子と共に殺されてしまう。その時、チョン・グムフィは自分が王を龍潭谷にかくまおうとしたせいで皆が殺されたのだと激しく後悔し、決して許さない、死んでもこの恨みは晴らすと王とその血を引く者たちを呪った。
八尺鬼の記憶を見せられた王様はそのまま体を奪われてしまう。八尺鬼は「お前の意識は残しておく、しかとその目で見届けろ」と、王子やヨリ(キム・ジヨン)、カンチョリ(ユク・ソンジェ)の死にざまを見るがよいといって意識から去っていく。次に目覚めた時、王様は王様ではなくなっていた……。

『鬼宮(ききゅう)』
【制作・編集:All About編集部】
記事提供元:Lemino ニュース
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