永峰咲希は2週連続Vに意欲満々「優勝ってやっぱりいいなぁ」 鬼門の18番ホールの攻略には‟秘密兵器”投入
<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 事前情報◇9日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6688ヤード・パー72>
前週の「資生堂・JALレディスオープン」で3ホールに及んだ猛暑のプレーオフを制し、5年ぶりの優勝を果たした永峰咲希はプロアマ大会で最終調整を終えた。
今季初の北海道開催。2023年には5位になった大会で相性も悪くないが、2週連続Vに向けて攻略しないといけないホールがパー4の18番だ。「持ち球がドローだった2年前は右のラフにつかまってボギーばかり。キャディさんとも‟一度もパーを拾えなかったね”と話していました。距離が長いんですよね。間違いなくカギとなるホールの1つだと思います」。
現行の大会名となり、コースも現在の真駒内カントリークラブ空沼コースに移った23年はトータル6アンダーで終えたが、18番は4日間ともボギーを叩いた。フェアウェイが狭く、ティショットの落としどころが難しい右ドッグレッグのパー4は、425ヤードと距離も長い。2打目は打ち上げ、グリーンも小さく、パーオンは一度もできなかった。フェードに取り組み始めていた昨年も初日と最終日がボギー。パーオンは3日目の一度だけだった。
大会全体でも23年の平均スコアは4.4920で、ボギー以上は175を数えた。24年は4.3362でバーディ16に対し、ボギー以上は125。2年連続で最も難しいホールとなっている。
今週は7番ウッドを抜いて、洋芝対策に9番ウッドをバッグに入れた。平均飛距離は190~195ヤード。その下のクラブは5番ユーティリティで飛距離は180ヤード。「結構190ヤードくらいの距離が残るかなと。18番もそのくらいが必要になると思う。今週は9Wが助けてくれると信じています」。
通算3勝目まで5年かかった。だが、待たされた分、勝った喜びは大きかった。前回Vの20年「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」はコロナ禍の影響で無観客試合。「応援してもらえるのって素晴らしいことだなぁと改めて感じました。優勝スピーチしたときの景色は本当に最高だった。優勝っていいなぁって…」。だから、今週も勝ちにいく。
「もちろん勝ちたい。先週は我慢比べだったので、次はアグレッシブに攻めて、バーディをいっぱい取って勝ちたいです」。今週のグリーンは「柔らかくて、ビタッとボールが止まるんですよ」。まさにバーディ合戦の予感が漂う4日間。「多少疲れはあるけど、状態は悪くない。洋芝も嫌いじゃないので」。2週連続Vに自信を持って挑戦する。(文・臼杵孝志)
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