イ・ジェフン“ジュノ”、タドリゾートの売却を巡り代表のクォン・ユリ“ジオ”とせめぎ合い「売却を念頭に…」「売りませんから」<交渉の技術>

「交渉の技術」はLeminoで配信中
イ・ジェフン主演による韓国ドラマ「交渉の技術」の第15、16話がLeminoで配信中。謎の女性ソン・ジオ(クォン・ユリ)がサンイングループのソン・ジェシク会長(ソン・ドンイル)の娘であり、彼女のためにソン会長が済州島のリゾートホテルを購入したことが分かる。それでも水面下で売却を進めようとするユン・ジュノ(ジェフン)らM&Aチームにソン会長が激怒。ジュノらは辞表提出を迫られた。 (以下、ネタバレがあります)
大手企業のM&A専門家ジュノと、そのチームが繰り広げる究極の頭脳戦を描く企業ドラマ「交渉の技術」。韓国JTBCで2025年3月、4月に放送され、回を重ねるごとに視聴率を上げるなど、話題となった。
経営危機に陥った大手企業サンイングループ再建のため、11兆ウォンという莫大な資金の調達を託されたジュノ。着々とミッションを遂行するジュノらM&Aチームの面々だったが、ソン会長が個人株を担保に借りた融資500億ウォン、利子も含めると総額550億ウォンの返済期限が1カ月後に迫っていることを知らされ、金策に走る。
会社の窮状を考えれば無謀ともいえる買い物をしたソン会長。それは愛する娘・ジオにリゾートホテルを買い与えるためだった。ジュノとしても会長の親心は分からなくもないが、サンインのためを思うなら、リゾートを売って返済する以外手段がない。第15、16話ではジュノたちが済州島にあるリゾート「タド」に赴き、タドを絶対売らないと言い放つジオと対峙(たいじ)した。
絶対売りたいジュノVS絶対売られたくないジオ
しかし、物腰は柔らかいもののリゾートを手放したくないジオの意思は固い。強引にでも売らなければいけないジュノと売られたくないジオの交渉は当然難航する。さらにリゾートの従業員経由でジュノが売却準備のために済州島を訪れていることを知ったソン会長の怒りも買い、ジュノはとうとう辞表提出にまで追い込まれてしまう。

「交渉の技術」より
そんなジュノらM&Aチームが最大のピンチに見舞われる第15、16話で存在感を見せたのが、チームの一員で法務関係を一手に引き受けるオ・スニョン弁護士(キム・デミョン)だ。
ジュノが「我々はタドの売却を念頭に置いています」と言えば、ジオは「私はタドリゾートを売りませんから」と応じる。2人が真っ向から対立しチームにも緊張が走る中、オ弁護士がぽつりと発した「この緊張感は何だ?笑顔が怖い…」の一言が空気を和らげる。
また、チームの面々が不安でいっぱいの中、ただ一人「昨日の夕食もランチのコースも少な過ぎて腹ペコだった」といつも通りの大食漢ぶりを見せる姿も。どこか“ゆるキャラ”のようなかわいらしさもありつつ、交渉の下準備は抜かりなく行う優秀さも兼ね備えている。

「交渉の技術」より
デミョン「オ・スニョンという人物は母親のよう」
Leminoの公式YouTubeチャンネルで公開されたインタビュー映像で、デミョンは「オ・スニョンという人物は母親のようであり、一歩下がってチームを見ています。そして時にはチームを引っ張る姿が人間味にあふれていて憧れるほどです。皆さんにまるで贈り物のように紹介したい人物です」と役柄を説明しているが、ギリギリの交渉が続く中でも慌てず、余裕ある態度を貫く姿が彼の魅力だろう。

「交渉の技術」第15話より
ジュノ役のジェフンも「オ・スニョン弁護士はデミョンさんそのものでした。撮影中もですが、終わった後にも感じました」「僕の目にはオ弁護士=キム・デミョン、そう見えましたね。こういう人とずっと演技していたいと思って、物語が短く感じられました」と称賛。デミョンと彼が演じるキャラクター・オ弁護士に信頼を置いていることをうかがわせている。チームに欠かせない貴重な人物として、終盤にかけても物語を盛り上げてくれそうだ。
「交渉の技術」(全24話)は毎週土日に2話ずつLeminoで独占配信中。
【制作・編集:WEBザテレビジョン編集部】

「交渉の技術」より
記事提供元:Lemino ニュース
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