河本力を抜いて平均飛距離1位の怪物・内山遥人 「ちょっと重い、少し軟らかい」ドライバーの黄金スペック?
昨年まで3年連続で平均飛距離1位に輝いた河本力。今季はその河本を抜いて、平均324.23ヤードでトップに立っている選手がいる。プロ4年目のシーズンを送っている22歳の内山遥人だ。今週6月26日~29日に開催される「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」に出場する彼が、どんなドライバーを使っているのか直撃取材してみた。
内山が使用するのは、キャロウェイの2024年発売モデルの『パラダイム Ai SMOKE◆◆◆ 』(9度)。最新作ではないが、どこに惚れ込んでいるのだろうか?
「持ち球がフェードなのですが、このヘッドはつかまりにくいヘッドなので、逆球である引っかけが出にくいという意味で個人的に好きですね。あと、ボール初速が速いのも気に入っています」
シャフトは『ベンタスブラック 7X』を採用。超ハードヒッターの内山ならば、フレックスは『TX』でも打ちこなせるだろうが、『X』を使うのはなぜか?
「シャフトは『軽・硬』や『重・柔』などいろいろありますが、『ちょっと重い、少し軟らかい』くらいがちょうどいいんです。70g台だとちょっと重たくて振りやすい。60g台だとスピン量が入ってしまって飛距離が落ちてしまうんです。それと、フレックス『TX』だと硬すぎてしならず、『X』だと少ししなってタイミングよく振れる。『ベンタスブラック』シャフトは、癖がなくて動き過ぎることもないので、思い切り振れますね」
3Wでは、『エリート◆◆◆』(15度)に『ベンタスブラック 8X』を採用。「ほどよいスピン量で飛んでくれます。強い球を打ちたいときには低スピンで飛ぶし、スピン量を増やしたいときは増やせるし、操作性が高いのがいいですね」。
アイアンは超ハードヒッターらしくマッスルバックを使用。4I~PWでブリヂストンの『B-Limited 220MB』ヘッドに『DG EX ツアーイシュー』を組み合わせる。4番までこのマッスルバックを投入しているというから相当信頼していることが伺える。
「そこまで難しい感じもなくて、打感が半端なく柔らかいのがいいですね。それにこれからの長いラフだと小型のヘッドの方が抜ける。ラフでもスピンが入るので、気に入っています。ソールは前後を削っているので、芝の上でも抜けがいいですね」
平均飛距離1位の内山が、こだわって選んだクラブを武器に、今週のJAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIPでどんなショットを見せてくれるのか、楽しみで仕方ない。
【内山遥人のクラブセッティング】
1W:キャロウェイ パラダイム Ai SMOKE◆◆◆ (9度、ベンタスブラック 7X)
3W:キャロウェイ エリート◆◆◆(15度、ベンタスブラック 8X)
2U:ブリヂストン B1ST HY(18度、スピーダーTR HB 105X)
4I~PW:ブリヂストン B-Limited 220MB(DG EX ツアーイシュー)
50・56度:ブリヂストン バイティングスピン(DG EX ツアーイシュー)
60度:ベンド ウェッジ(DG EXツアーイシュー)
PT:オデッセイ Ai-ONEミルド トライビーム SIX T CS
BALL:ブリヂストン ツアーB XS
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