パーオン率94%でバーディ量産 馬場咲希は久しぶりのトップ10入り「ショットの調子がよかった」
<マイヤーLPGAクラシック 最終日◇15日◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6611ヤード・パー72>
日を重ねるごとに順位を上げ続けてきた馬場咲希は、7バーディ・ボギーなしの「65」をマーク。4日間を通して初の60台を叩き出し、3月の「フォード選手権」以来となるトップ10入りを果たした。
初日はイーブンパーで83位と出遅れたが、2日目以降は「70」をマークして、44位→29位と着実に順位を上げてきていた。迎えた最終日は、3番(パー4)で30センチにつけるセカンドショットを披露し、バーディが先行。その後は何度もバーディチャンスを迎えるも、決め切れない場面が続いた。
そんな流れを打開するかのように、8番(パー5)で惜しくもカップインとはならなかったものの、見事なバンカーショットでバーディを奪取。そこから3連続バーディを記録した。その後も、16番(パー4)、18番(パー5)でも伸ばし、バーディを量産した。
この日のフェアウェイキープ率は46%(6/13)だったが、ラフからでもバーディチャンスを演出するほどショットの精度は高く、パーオン率は94%(17/18)と高水準。
大会を放送するWOWOWのインタビューでは、「きょうは、ショットの調子がよかったのでチャンスにつくことが多くて、前半はチャンスを決め切ることができないホールがあったので、悔しいと思ったんですが、後半はその分を取り返すことができたのでよかったです」と一日を振り返った。
第2ラウンドでは、カットラインに1ビハインドで迎えた最終18番(パー5)で劇的なイーグルを奪い、土壇場で決勝に滑り込むという勝負強さも見せた。「2日目の最終ホールもそうですけど、頑張りたいという時に、頑張ることができたので、そこがよかったです」と、10位という結果以上に内容の濃い4日間を戦い抜き、充実感をにじませた。
来週は、初出場となるメジャー「KPMG全米女子プロ選手権」に臨む。前哨戦を好成績で終えたものの、「今週はティショットがあまりよくなかったので、もう少しフェアウェイからショットを打ちたかったというのが一番なので」と課題も口にした。
それでも、初めての全米女子プロに向けて「楽しみな気持ちが大きいので、その気持ちと、頑張りたいという気持ちで、前向きなゴルフができるように頑張りたい」と話す。久しぶりのトップ10入りで自信を得て臨む、未知のメジャー。まずは大舞台での戦いを楽しみたいところだ。
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