「トクリュウ」素人を巻き込む巧妙手口とJK月収50万円…その“恐るべき実態”

「じっくり聞いタロウ～スター近況㊙報告～」（毎週木曜深夜0時）。6月12日（木）の放送は「人生が180度激変した人＆裏社会SP」をお届け！

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裏社会ジャーナリストの石原行雄氏によると、反社会的勢力の人間が薬物中毒者やエッチをしたい男を装い、SNSで素人の売人や援交・パパ活女子に接近。裏社会に引き込んで、組織下で働かせているという。
そもそも、なぜ反社会的勢力が素人の売人に目をつけるようになったのか。
1900～2000年代前半の頃、暴力団はあまり大麻を扱わなくなったが、暴対法・暴排条項によってシノギが厳しくなり、細かいシノギも取りこぼさないことに躍起になり、これまで見逃していた素人の売人も取り込み、売上金を上納させているとか。

また、暴力団が高齢化して若手が減っていることも要因の一つだと石原氏。組織の体裁を保つため、人員を集める目的で生まれたのが「匿名・流動型犯罪グループ（通称・トクリュウ）」だという。
トクリュウとは、暴力団や半グレの指示の下、一般市民から募集した闇バイトに各種犯罪を実行させる集団のこと。
かつては暴力団の組員や半グレのメンバーが犯罪の実行犯をしていたが、現在は実行犯が逮捕されると使用者責任で組長も逮捕され、他のシノギも全部没収されてしまう可能性がある。そこで一般人のような下っ端に大麻の売買や売春をさせれば、例え彼らが逮捕されてもトカゲの尻尾切りができるという。


石原氏は長年援助交際の取材をしているが、中には月に50万円も稼ぐ女子高校生もいたそうで、1回で2～3時間の拘束、月の実働4日間でその金額を稼いでいたとか。
そんな援交・パパ活女子に「取り込めば大きなシノギになる」と反社会的勢力が目をつけたのだ。
以前、新宿歌舞伎町の大久保公園前には、売春目的の女性がずらっと並んでいることが問題になったが、3000円プラスするだけでハ○撮りできてしまうことも賑わった要因の一つだそう。
石原氏いわく、薬物にしろ、売春にしろ、当人の中に“自分が犯罪者”という意識があるため、反社会的勢力につけ込まれ、「俺のことを警察にタレ込んだら、お前も逮捕されて懲役○年だぞ」と脅されてしまうそう。

援交・パパ活女子は、それまでは相手を選んで稼いでいたが、反社会的勢力の傘下になってしまうと奴隷として働かされ、多い子だと1日20人のノルマを課されることもあるとか。あるお嬢様学校に進学した女の子は、友達付き合いのためにお金が必要となり、友人から勧められるままに援交を始めてしまったという。

名倉は「親子でコミュニケーションをとることが大事。金持ちやから、貧乏やからの話じゃなくなってきている」と、親の心情を吐露。石原氏は「貧しいから援交するのかというと、決してそんなことはない」とし、難しい問題だと語っていた。