特別な場所で特別な仲間と一緒に戦う3週間 エプソン・ツアーのSNSにも注目を!?【谷田侑里香“最高峰への道”】
高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。
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みなさん、こんにちは! 先週に引き続き、私は今、大学時代(ミシガン州立大)を過ごしたミシガン州にいます。現在、“第二の故郷”での3連戦まっただなか。ここはいつ来ても自然が美しく、心が洗われるような気持になり、心身ともに充実の時間を過ごすことができています。ミシガン湖が有名なのですが、それもいつ見ても『キレイだなぁ』と思わせてくれます。
そして先週の試合(ファイアキーパーズ・カジノ・ホテル選手権、40位タイ)でも、うれしい再会がたくさんありました。学生時代、練習をしていたコースのスターターの方にすごくかわいがっていただいていたのですが、その方がサプライズで試合を見に来てくれたんです! 他にも日本の方も観戦に来てくださって。最終日はあいにくの雨のなか早朝スタートだったのですが、悪天候にも関わらず最初からついてきていただき、感激しました。ホストファミリーとしてお世話になったご家族も見にきてくれて、この3週間は自然と“地元大会”を戦っているという気持ちになれますね。
ただ、今週は少し北上し、土地勘のない場所での試合(グレート・レイクス選手権、13~15日)になります。新規大会でコースも初めて回るのですが、とにかく寒い…。知り合いが見に来てくれるという場所でもないのですが、それでもとてもミシガンらしいコースですし、楽しくプレーできそうです。
防寒対策も万全にしないといけないなか、コースの距離はとにかく長いです(6798ヤード・パー72)。池も絡むのですが、地面が湿っていて、ランもあまり期待できない状況で…。グリーンの手前にバンカーがあり、ラフもしっかり生えているというクラシカルなコースなのですが、このラフからグリーンを狙おうとすると、どうしても長いクラブを持たざるを得ず、とても厄介です。フェアウェイは広いのですが、今週も雨予報が出されており、さらにティショットがカギを握りそう。開幕前日に回る9ホールで、しっかり最終確認をしていきます。
この3連戦は、大学時代のチームメイトでもあるヴァレリー・プラタ(コロンビア)と、一緒に行動しています。今週は大学時代の監督の知り合いの家にお世話になっているのですが、車の移動も宿泊先も全部同じ。大学時代がすごく思い出されて、それも楽しく過ごせている理由のひとつになっています。友達はたくさんいれど、やはりヴァレリーとは、今も強い仲間意識でつながっています。LPGAツアーも経験している彼女はとてもまじめ。真剣にゴルフの話をしたり、プライベートの話をしたりと、とにかく楽しんでいます。
練習ラウンドも一緒に回って、とにかくずっと一緒にいますね(笑)。その様子をツアーの方が映像におさめてくださり、『3ホール対決』として、近々エプソン・ツアーの公式インスタグラムにアップしてくれるということなので、ぜひその様子も楽しんでいただけるとうれしいです(みなさんが読んでくださっている時には、すでにアップされているかも?笑)。
今回の滞在では大学には行けなかったのですが、キャンパスを歩くだけでも、たくさんのいい思い出がよみがえってきますし、やはりミシガンは私にとって特別な場所です。来週も昨年と同じホストファミリーの方にお世話になりますし、キャディさんとも再会できます。1年会っていなくても、すぐに連絡が取れる…そういう関係が続いていることが、何よりもうれしく思えます。
ゴルフ面でも先週から取り組んでいることが結果に出てきてますし、今週、そして来週の試合がとても楽しみです。特別な思いを胸に、一生懸命プレーしますので、引き続き、応援をよろしくお願いいたします!
<ゴルフ情報ALBA Net>
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