難病当事者によるYouTubeチャンネル 患者・家族・支援者の「リアルな声」を笑顔と希望につなげよう
「病気のある人もない人も当たり前に生きられる世の中に」を掲げ活動する一般社団法人エニワンプロジェクト(東京)がこのほど、病気や障がいを抱える患者、その家族・友人・支援者の体験談や思いなどのリアルな「声」を届ける">YouTubeチャンネル「つながる声、つながる笑顔 ―エニワンプロジェクト―」を開設した。
同じ境遇の人には、前向きに生きるためのヒントを提供し、医療従事者や患者を支える企業関係者には、普段触れることのない患者の日常や思いを知ることで、サービス向上に役立ててもらうことを目的にしている。「OTAGAISAMA(お互い様)」と「ON-OKURI(恩送り)」の気持ちを大切に、誰もが当たり前に生きられる世の中へ。また、SDGsに取り組む企業にとっても、社会課題である「多様で柔軟な働き方の実現」への理解を深めるコンテンツを配信していく。
エニワンプロジェクト代表理事の狐崎友希さんは、多発性硬化症、視神経脊髄炎患者会「M-N Smile」の代表として10年間、当事者と家族に向き合ってきた経験を持つ。また、エニワンプロジェクトが一般社団法人設立前から毎月順番に実施してきた、3つの交流会「【COMMU(コミュ)】患者同士の交流会」「【SUPPO(サポ)】支える側(家族・友人・支援者)の交流会」「【SHARE(シェア)】両者が交わる交流会」の中で、それぞれの立場から語られた本音とリアルな日常を、多くの人に届けたい、知ってほしいという思いを持ってきたという。動画を通し、共感することで病気にとらわれない生き方を発見してもらい、他者を理解することで、「あの人は〇〇病の人」という認識ではなく1人の人として尊重できる社会を作り上げていきたいとしている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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