プロ2年目の20歳・高野愛姫が笑顔のツアー初優勝 「夢をひとつ叶えることができました」
<ヨネックスレディス 最終日◇8日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72>
4打差6位から出た高野愛姫(あいひ)が猛チャージを見せた。最終日に9バーディ・1ボギーの自己ベスト「64」をたたき出して逆転。プロ2年目でツアー初優勝を果たした。
最終組の2つ前からスタートするとバーディラッシュが止まらない。3番からの3連続など前半で5バーディ。2打差をつけて折り返すと、後半も3バーディ(1ボギー)と独走。後続に4打差をつけての圧勝となった。
2023年11月のプロテストに合格。ルーキーだった昨年は下部ステップ・アップ・ツアーが主戦場で、今年はQTランク23位でレギュラーツアーを戦っていた。3週間まえの「Sky RKBレディス」では自己最高11位で終えたが、その後の直近2試合は予選落ち。そのなか迎えたこの新潟決戦で優勝カップを手にした。
表彰式の優勝インタビューでは終始、笑顔。「予選落ちが2週間続いて、わたしに優勝できる日は来るのかなと思っていましたが、すぐに優勝ができて、本当にうれしいです」と喜びを語った。
今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では予選ラウンドを終えて首位に立ち、3日目を最終組で回ったが「78」と落とした(結果26位)。「(その時は)自信が持てず、最終組にいるべき人間ではないと思いながらプレーをしていました。きょうまた優勝するチャンスが訪れて、“そんな風にはプレーしない。優勝できる人間なんだ”と、最後まで自分のことを自分が信じてあげようと思ってプレーしました」と心境を振り返った。
最後に「まだまだ無名な私ですが、今回の優勝をきっかけに、少しでも名前を覚えていただけたらうれしいです」とニコリ。プロ2年目の96期生による勝利は、先週の「リゾートトラストレディス」での稲垣那奈子に続いて2週連続。またもニューヒロインが誕生した。
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