緑×黒のツアーAD新作が日本上陸 全米帰りの小祝さくらも一目惚れ→即投入へ「方向性が安定していた」
<ヨネックスレディス 事前情報◇5日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72>
2週前の「ブリヂストンレディス」を17位タイで終えると、先週は海外メジャー「全米女子オープン」で45位タイ。とんぼ返りで今週は新潟で戦う、鉄人・小祝さくらは、「時差ボケもほとんどなくゴルフに支障はないです」と水曜日の練習日から姿を現していた。昨年の全米女子は9位タイに入ったが、今年は「過酷な4日間でした。ショットの精度だったり、風の当て方とか足りないなって思いました」とタフなコースを相手に課題を持ち帰ってきたようだ。
今大会は2年ぶりの出場だが、その2年前は静岡県での開催。2022年も出場していないため新潟での試合は実に4年ぶりとなる。開幕前日はプロアマ大会で18ホールをラウンドして最終調整。「ひさしぶりにこのコースでプレーをするのですごく楽しみ。前まではここはいい印象はなかったけど、今年、ひさしぶりに来て、自分がレベルアップできたところを試せたらいいなと思います。上り調子です」と今季初優勝を狙いたいところ。
そのプロアマで小祝の手に握られていたドライバーには、見慣れない緑と黒のコスメのシャフトが挿さっていた。米国で松山英樹や竹田麗央がテストしたグラファイトデザインの『ツアーAD』の<FI>と書かれた中元調子系と見られる新モデルだ。水曜日にコース入りした日に、テストを実施。「今週初めて打ちました。方向性だったりが、安定していてよかったです」と即投入を決めた。
国内では今週からシーディングが始まり、他の選手も数名がテスト。小祝と同じく全米帰りの泉田琴菜も、投入予定だ。「<FI>は“ファイト泉田”って言われてます」と笑って話したが、「今使っている(ツアーAD)<IZ>といい意味で変わらず、飛距離も出るし、高さも出るし、吹き上がることもありません。それでいて出球がそろう感じがしました」とネーミングだけでなく性能が好感触だったという。
また、山路晶はツアーAD<VF>から切り替える。「タイミングが取れて振りやすいです。数値もよかったですし、球がねじれない感じがします。振っても左にいくことはありません」とべた褒めだ。
3人の話しからすると飛距離性能はもちろん高いが、球がねじれずに打ち出しの安定感がある1本のようだ。小祝をはじめ一目惚れした緑×黒のシャフトが新潟で輝きを放つか。(文・小高拓)
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