コロナ禍における学齢別不登校経験と積極的不登校の意識に関する調査結果
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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通信制高校の紹介サイト「Go通信制高校」が、「コロナ禍の学齢別不登校経験とその理由に関する調査」を実施しました。
概要
調査主体:Go通信制高校調査期間:2025年4月8日~17日
調査対象者:コロナ禍における「小・中・高校生だった方」と「大学生以上だった方」の計600名
具体的な調査内容:不登校経験とその理由、積極的不登校への認識
詳細URL: https://prmaceed.co.jp/solution/report00008/
不登校経験者の意識
「積極的不登校」について知っている割合は全体で15.0%でしたが、小・中・高校生で不登校経験があるグループでは37.5%と一層高めでした。また、積極的不登校に対する好意的な意識は不登校経験者に多く、「良いと思う」と考えている人が小・中・高校生で50.0%、大学生以上で49.2%を記録しました。学校の通い方について
学校に通うことを無理にしすぎたと考える人が全体の69.0%を占め、一方で「少し我慢してでも通うべきだ」と答えたグループは全体の31.0%でした。特に、不登校経験のある小・中・高校生のうち、37.5%が「少し我慢してでも通うべき」との意見を示しました。5教科の学びについて
中学の5教科の学びを「大切だと思う」と答えた人は合計で77.8%に達し、高校の5教科も同様にして71.2%の人が「大切だと思う」と回答しました。また、5教科の学びについて「一般教養を養うため」が57.3%、「将来の夢を叶えるため」が36.5%、「興味のある分野を見つけるため」が33.7%という結果となりました。学びたい場所
「学びたい場所」という設問においては、「自分の好きなことや追求したい学問をより学べる場所」が45.0%、次に「自分の学力や目的に合わせたサポートがある場所」が33.2%、「自分の居場所と感じる場所」が32.7%でした。学びの場への期待と課題
不登校経験者は学齢とともに高卒資格取得のためのサポートや親・大人の理解を求めており、不登校経験のある小・中・高校生の50.0%がこの二つの面について高いニーズを表明しています。また、不登校経験者にとって一番の心配事は「学力低下」で38.2%、ついで「社会性を身につけられない」が38.0%となりました。まとめ
「Go通信制高校」による調査は、コロナ禍による不登校経験者の意識とニーズを浮き彫りにしました。自分の意思や学力、目的に合わせた学びの場を求め、親や大人からの理解も望む不登校経験者に対して通信制高校が果たす役割に事実上の期待がかけられており、今後は通信制高校やその他の教育機関がより多面的な支援を提供し、不登校の生徒を理解し救済することが求められます。関連リンク
Go通信制高校公式サイト: https://go-highschool.com/株式会社プレマシード公式サイト: https://prmaceed.co.jp/
記事提供元:prenew 最新のニュース一覧
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