ヒゲの伸びが遅くなった、ムラムラすることが減った……当てはまる人は「男性更年期テスト」で深刻度をチェック!
好きだったはずなのに、ゴルフがおっくうに感じたり、練習場に行くのが面倒くさいと思うようになったら、更年期障害を疑ったほうがいいかもしれない。男性更年期は、男性ホルモンの『テストステロン』が減って体や心に不調をきたす症状。男性でも更年期になるのはもはや当たり前の時代で、誰にでも起こりうる。それなのに放っておくと、何に対しても意欲が湧かずにどんどん枯れていってしまうだろう。
お先真っ暗な将来を回避するには、いち早く予兆に気付き対策すること。次に挙げる項目は男性更年期の症状で、このテストは診断基準として世界的に使われている。直感でOKなので、5段階中どのぐらいの強さで症状を感じているか、チェックしてみよう。
【男性更年期チェックテスト(AMS調査票)】
それぞれの項目に対して、1点(症状がない)、2点(軽い)、3点(中程度)、4点(重い)、5点(非常に重い)のうち、どの程度に感じているか点数をつけていこう。
□肉体的にも精神的にも調子が悪い
□関節や筋肉に痛みがある(腰痛・関節痛など)
□発汗・のぼせ
□眠れない、眠りが浅い
□よく眠くなるし、しばしば疲れを感じる
□イライラする、不機嫌になる
□神経質になった
□不安になりやすい
□やる気がない、無気力、疲労感が取れない
□筋力の低下
□憂うつな気分、無力感
□自分のピークは過ぎたと感じる
□燃え尽きたと感じる、どん底の状態だと感じる
□ヒゲの伸びが遅くなった
□性的能力の衰え
□朝勃ちの回数が減少した
□性欲の低下
出典:日本泌尿器科学会/日本Men’s Health医学会「LOH症候群診療ガイドライン」検討ワーキング委員会「加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き」
合計点数
17~26点・・・正常
27~36点・・・軽度
37~49点・・・中程度
50点以上・・・重度
27点以上の人は、テストステロン分泌量が低下している可能性が高いため、受診を検討したい。また、食事や運動、睡眠など日常生活の過ごし方次第で、テストステロンの分泌量は変わる。好きなゴルフを続けるためにも、できることから実践しよう。
■脱カート&ながらトレーニングを習慣に
テストステロンは筋肉でも作られる。有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)の両方を行うのが理想だ。週1回ラウンドしているなら、カートをやめて歩けば有酸素運動はクリア。筋トレは大きな筋肉が集中している下半身を鍛えるのが効率的。「スクワット」や「歯磨きするときはツマ先立ち」をするなど、日頃のルーティンとトレーニングをセットにすると続けやすい。
・ツマ先立ちトレーニングのやり方
真っすぐに立ち、4 秒かけてゆっくりカカトを上げる。続いて4秒かけて元に戻す。
【解説】
平澤精一
ひらさわ・せいいち/マイシティクリニック総院長。日本メンズヘルス医学会所属。日本医科大学を卒業後、同付属病院勤務などを経て1992年マイシティクリニックを開業。男性更年期治療や高齢者の健康維持に積極的に取り組んでいる。『50歳をすぎて「最近、気力・体力が落ちた」と思ったら読む本』(フォレスト出版)など著書多数。
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