社用携帯の満足度1位はドコモ でも乗り換え先は楽天モバイルが最多に?理由は「料金」
携帯電話の大手キャリア「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」の4社のうち、社用携帯として人気なのは、どのキャリアなのだろうか。MMD研究所は今回、勤務先で社用携帯を現在導入しており、導入・契約内容の検討に関わった1,000人を対象に2025年5月2日~5月7日の期間で「2025年通信4キャリアの法人向け携帯電話に関する調査」を実施。調査の結果から、社用携帯におけるキャリアの決め手や検討している乗り換え先について紹介していく。

満足度トップはドコモ!選ばれる理由とは

大手4キャリアのうち、社用携帯として満足度が高かったものについて尋ねたところ、「やや満足」と「満足」の合計値を総合満足度としたとき、最も満足度の高いキャリアは「ドコモ」で74.5%だった。2位には楽天モバイルが74.1%と僅差でランクイン。以降はソフトバンクが70.2%、auが66.5%と、上位2キャリアに比べ、やや下回った。ドコモは「通信速度」と「顧客サポート」、楽天モバイルは「利用開始までの速さ」と「コストパフォーマンスの良さ」が満足度の高さにつながったという。

今回は実際に社用携帯の導入に関わった人が、何を決め手にキャリアを選んだかについても調査を行った。ドコモは「通信のつながりやすさ」「通信速度の速さ」「通信品質が良さそう」という点が決め手となっているようだ。auは「通信のつながりやすさ」、ソフトバンクと楽天モバイルは「通信料金の安さ」が大きな決め手となっていることが分かった。
通信のつながりやすさと通信料金の安さで決め手が二極化しており、どちらかの満足度が高いことこそ、社用携帯のキャリアとして重要なのかもしれない。
今、最も乗り換え先に検討されるキャリアは楽天モバイル

総合満足度の調査ではドコモが1位で楽天モバイルが2位という結果になったが、検討している乗り換え先の順位では少し異なる結果となった。乗り換え検討先キャリア1位は楽天モバイルで37.4%。2位には、満足度で4位だったauが33.9%でランクインし、3位のソフトバンクを4ポイント以上上回った。ドコモは乗り換え元になっているからか、23.8%で4位という結果になっている。5位以降には通信料金の安いahamoやY!mobile、UQモバイルがランクイン。やはり、固定費となる通信料金はできるだけ抑えようという狙いがあるのかもしれない。
今回の調査結果から、通信のつながりやすさと同等に通信料金の安さもキャリアの決め手となっていることが分かった。ビジネスシーンにおいては電話やメール、チャットツールなどがメイン用途のため、きちんと通信がつながれば回線速度はそれほど重視されていない。通信料金が安価なキャリアは今後、大手を抑えてランキング上位にやってくることも考えられるのではないだろうか。
出典:【MMD研究所】
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記事提供元:スマホライフPLUS
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