買い物は“スマホで完結”が当たり前?6割がネット購入を選ぶ本当の理由【マイボイスコム調査】
ネットの進歩やコロナ禍の経験からオンラインショップの重要性が高まり、ほとんどの物がネットで買える時代になった。マイボイスコム株式会社は、約9,000人を対象とした「オンラインショッピングの利用」に関するインターネット調査を2025年4月1日~7日の期間で実施。直近1年でのオンラインショップ利用頻度や購入物など、現在のオンラインショッピングの実態を見ていこう。

オンラインショップは店頭価格より安いときに利用されがち?

マイボイスコム株式会社は、これまで21回にわたり、「オンラインショッピングの利用」に関する調査を実施してきた。過去の結果と比較すると、オンラインショップをスマホから利用する割合はオンラインショッピング利用経験者全体の50.8%となり、増加傾向にあることが判明した。どんな場面でオンラインショップを利用するか尋ねたところ、店頭より「価格が安い」ときという割合が63.2%でダントツトップに。次いで「ポイントで商品が買える」ときの割合が高く、「店頭に行けない・面倒」や「都合の良い時間に購入したい」という割合は案外低い結果となった。
回答者がオンラインショッピングを利用するうえで重視しているポイントとしては、「送料の安さ・無料」かどうかが70.3%でトップに。そして意外にも、オンラインショップを利用する場面の結果でトップだった「商品価格」は60%台で2位という結果になった。
直近1年間で、オンラインショップで購入されている物は?

スマホとパソコンそれぞれ直近1年間で、オンラインショップでどんな物を購入したか尋ねたところ、どちらも共通して「食料品・飲料・アルコール」の割合が一番高く、次いで2位に「衣料品」がランクインする結果となった。全体的に大きな差はなかったものの、パソコンからオンラインショップを利用する人はスマホからの利用に比べ、「コンピューター関連機器」や、「家電製品」「AV機器・カメラ」「スマートフォン」「携帯電話」などの割合が高かった。電子機器の購入には慎重になるべきということもあり、パソコンの方が、大きなモニターでしっかり調べてから購入できるというその点なども影響していると考えられる。
オンラインショップ利用時の不満についても尋ねたところ、「検索で関係ない物も表示されてしまう」「商品の説明の画面が長く下にスクロールするのが面倒」といった画面上での不満や、「発送が遅い」「置き配が選べないことがある」といった物流面での不満が挙がった。
今回の調査結果から、オンラインショッピングの実態だけでなく、オンラインショップの販売者が何に気を付けるべきかが見えてきた。売る物や商品の価格、送料だけでなく、購入者の自宅に届くまでの過程を考えることが、売り上げの向上につながっていくのかもしれない。
出典:【マイボイスコム株式会社】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。