韓国史上最悪の裁判を描くサスペンス「大統領暗殺裁判 16日間の真実」
軍事クーデターで政権を掌握し、多大な影響力を行使した朴正煕(パク・チョンヒ)大統領が、1979年10月26日に暗殺された。この歴史的事件をめぐる裁判に関わる3人の顛末を、フィクションを交えて描いた「大統領暗殺裁判 16日間の真実」が、8月22日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。
厄介な事案を多く手掛ける弁護士会のエース、チョン・インフは、大統領暗殺事件に巻き込まれた中央情報部(KCIA)部長の随行秘書官であるパク・テジュの弁護を引き受ける。軍人であるために一人だけ軍法裁判にかけられ、たった一度の判決で運命が決まるパク・テジュのために、チョン・インフは奮闘。ところが裁判は、のちに反乱を起こす巨大勢力の中心である合同捜査団長、チョン・サンドゥに操られていた──。
監督を「王になった男」のチュ・チャンミンが務め、チョン・インフ役を『賢い医師生活』のチョ・ジョンソク、パク・テジュ役を「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュン、チョン・サンドゥ役を「劇映画 孤独のグルメ」のユ・ジェミョンが担当。映画は第29回釜山国際映画祭に出品され、第61回百想芸術大賞ではユ・ジェミョンが映画部門助演男優賞に輝いた。衝撃のサスペンスに注目したい。
「大統領暗殺裁判 16日間の真実」
出演:チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョン
監督・脚本:チュ・チャンミン
2024/韓国/124分/カラー/スコープ/5.1ch
原題:행복의 나라 字幕翻訳:福留友子 配給:ショウゲート
© 2024 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & PAPAS FILM & OSCAR10STUDIO. A
記事提供元:キネマ旬報WEB
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