あなたの「ながらリモート」バレバレ? 意外と見られてるオンライン会議マナー
働き方の見直しやコロナ禍の経験により、世界中でリモートワークの普及が進む時代。カフェやフリースペースなど、場所を選ばない働き方が魅力的な反面、業務上のリスクが発生したり、周囲への迷惑になっていたりするケースも少なくない。今回、株式会社LASSICの運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所」は、「リモートワークとマナー」というテーマで調査を実施。リモートワークのマナーに関する世間の声を聞いていこう。

年代別でマナーに関して問題視する点が大きく異なっていた

今回、リモートワークのマナーに関する調査は、全国の20歳〜65歳のテレワーク、リモートワークを経験したことがある男女1003名を対象に、年代別、勤務形態別で実施した。「あなたが見たことのある、まずいと思うリモートワーカー」を尋ねたところ、「大声で会議している」「パソコンの画面が丸見え」「飲食店に何時間も長居している」「コーヒー1杯でお店に迷惑」という声が多く挙がった。若年層であればあるほどセキュリティリスクを危惧する声が多く、ネットの進化を肌で直接感じてきた若年層だからこそより目に留まってしまうのかもしれない。逆に年代が高くなればなるほど、周囲への配慮のなさを挙げる声が多く、ビジネスマナーが徹底される時代を生きてきた世代だから気になってしまうともいえるのではないだろうか。

勤務形態別では、年代別と差異が少なかったものの、「特になし」と回答した割合が興味深い結果となった。ハイブリッド出社は何かしら回答しており、フルリモート、フル出社は特になしと回答した割合が高かった。これは、ハイブリッド出社が平日に外で勤務していることに対して、フルリモートやフル出社が平日のワークタイムに外出しておらず、他のリモートワーカーを見る機会が少ないことが起因していると考えられる。
自宅やオフィス外でのリモートワークはココに注意!

今回の調査から、自宅やオフィス外でのリモートワークで注意すべきポイントが浮き彫りになった。注意が必要なのは、大きく分けて「セキュリティ面」と「周囲への配慮」の2つだ。セキュリティ面のリスクは、画面を覗き見防止フィルターで保護したり、立ち歩く際に画面ロックしたりすることで対策できる。周囲への配慮の面では、会議用ブースや個室利用で声量の迷惑を回避したり、入店してからの経過時間や店内の混雑状況に常に気を配ったりすることで対策できる。根本的なリスク回避として、コワーキングスペースの利用もおすすめだ。
お店や公共の場所は、オフィスでも自宅でもない。リモートワークが原因で会社への迷惑、周囲への迷惑にならないためにも、それぞれが「空間を共有している」ことを意識することが大切ではないだろう。
出典:【株式会社LASSIC】
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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