ただいまダイエット中! 蝉川泰果の食事制限は「さらっとお寿司」【きょうのヒトネタ!】
ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介! 今回は国内メジャー2戦目となる「日本プロゴルフ選手権」が行われている富士カントリー可児クラブ 志野コース(岐阜県)から。
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赤のポロシャツに黒のパンツ。まるでゴルフ界のスーパースターを彷彿とさせる出で立ちで2日目を戦った蝉川泰果がトータル11アンダーで首位タイに浮上した。17番パー5では256ヤードのセカンドを3番ウッドで放つとカップまでわずか10センチのスーパーショットも披露。「打った瞬間完璧でしたね」とアルバトロス寸前の一打にギャラリーの歓声が沸いた。それでも「オッケーイーグルは何回かあるんですが…。アルバトロスは縁が無いですね」とちょっと悔しそう。アルバトロス達成の確立は男子プロの場合20~15万分の1の確率といわれているが、パワーヒッターの蝉川ならいつかやってくれそうな雰囲気すらある。
かつて最高気温が40℃を超える日本一暑い町となったこともある多治見市の隣で開催されている日本プロ。「やばかったですね」とプレー後も噴き出す汗は止まらない。この暑さに食欲も落ちそう…と思ってしまうが「食欲ない時はないっす」とまだまだ元気いっぱい。だが、「今、ダイエット中なんですよね」と残念がる。
トレーニングの一環かと思いきや、理由は「下っ腹です。トレーナーさんに『お腹ぷにぷにだね』と言われたんで(笑)」。まだ初めて4日目のダイエット生活は「高たんぱく低脂質」を心がける。「塩分・糖分高めの食事をとりがちですけど、きのうはさらっとお寿司を」。糖質多めのお寿司もいつもより控えめだ。ちょっぴり”ゆるい”食事制限にも思えるが「体の疲労度が違う」と早速効果が出始めている。
2022年に「日本オープン」、23年に「日本シリーズJTカップ」を制覇している蝉川は、メジャー3冠の期待がかかる。もし23歳の蝉川が勝てば尾崎将司の27歳248日を大幅に更新することになる。そして、3日目は清水大成、杉浦悠太と日大コンビとラウンド。「清水大成さんは常に上手いですし、飛距離も自分より飛ぶ。ツアー選手権以来の同組なので、自分が上手くなっているかの力量を見るにもいい機会ですね」と自分の現在地を確かめる一日とする。
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