17歳アマ・中嶋月葉がプロツアーで“史上初”2度目のホールインワン 賞金20万円は「iPhoneを…」
<ブリヂストンレディス 初日◇22日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(愛知県)◇6642ヤード・パー72>
「入ると思わなかったので、入った瞬間は見てませんでした。グリーン側が若干騒いでいるなと思ったら、入ってました」
17歳のアマチュア・中嶋月葉は、後半の4番パー3で達成したホールインワンの瞬間について、こう振り返った。7番アイアンのティショットは当たりが薄く、「止まらないかなと思った」というほどだから、会心の一打ではない。ただ、これがピン手前5メートルに落ちると、コロコロと転がり、そのままカップインした。
これが人生3回目のエースだった。初達成は昨年8月の「日本女子オープン」最終予選会で、2度目が昨年10月の「樋口久子 三菱電機レディス」。プロツアーでアマチュア選手がホールインワンを2度達成するのは、史上初の快挙だ。記録に名前を残すことを知ると、少し戸惑いながら「うれしいです」と笑った。
今回の達成により賞金20万円を獲得。前回の達成ではご褒美として今年1月に家族で韓国へ2泊3日の「ホールインワン記念旅行」に行った。今回の賞金の使い道を聞かれると、「iPhoneを新しく買いたいです」と言って笑う。
兵庫県出身で、現在は渋野日向子らを輩出した岡山県の作陽学園高3年生。今年はプロテストも控えている。「ここ1カ月くらいずっと調子が悪かったけど、(今大会の)マンデーから急に上がってきました。いい感じで戻ってきていて、ベストまであとちょっと」と、照準を合わせている。7月から始まる1次予選から、プロ入りへの試練に挑む。
スコアも2アンダーにまとめ24位タイ発進と、上々の滑り出し。ただ、スタート10番のダブルボギーと、ホールインワン直後の5番の池ポチャボギーは「もったいなかった」と悔やむポイントだ。ちなみに、池に入れたのはホールインワンを決めたのとは別のボール。記念球は、初達成のものと同じく自宅に飾られる予定だ。
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