グラビアクイーン・本郷柚巴が語る初グラビアの記憶「鏡の前でグラビアポーズの練習なんて、恥ずかしすぎて無理でしたよ(笑)」
『週刊プレイボーイ』に登場する女性たちに「初グラビア」にまつわるエピソードや当時の想いを聞く連載、『初グラビア物語~My First Gravure Story~』。今回は、元NMB48のグラビアクイーン・本郷柚巴(ほんごう・ゆずは)さんの前編。
本郷さんは2015年、12歳でNMB48のメンバーとしてデビュー。2022年に『恋と愛のその間には』で初選抜入り。2023年にはグループを卒業し、現在は俳優として活動している。
初グラビアは『BUBKA』2021年6月号で披露。愛らしい笑顔と見事なスタイルでたちまち評判に。『週刊プレイボーイ』では2021年27号に初登場し、表紙&巻頭グラビアにも度々登場。いまや「グラビアクイーン」と称されるほど、多数の雑誌の表紙・誌面を飾っている。
今回はそんな彼女にデビューまでの経緯や、初めての水着撮影に関するエピソードなどを聞いた。
『週刊プレイボーイ』2021年27号(撮影/岡本武志)より
ーー初グラビアの思い出を、その前後のお話とともに皆さんに語っていただいています! 本郷さんは2015年、12歳の時にNMB48にメンバー入りして芸能活動をスタートさせていますが、そもそもこれはどんな経緯から?
本郷 当時NMB48のメンバーだった山田菜々さんの卒業が決まり、山田さんの後継メンバーを募るオーディションが開催されたんです。それを私のお母さんが見つけ、応募したのがきっかけです。最終審査で落選したんですけど特別賞をいただき、「第2回AKBグループ ドラフト会議」の指名候補者に。ありがたいことにNMB48・チームNの山本彩さんに1巡目指名していただき、加入することになりました。決まった時は泣いちゃいました。もう嬉しくてたまらなかったです。
ーー幼い頃からアイドルを目指していたんですか?
本郷 11歳の時かな。なんばにあったAKBショップへ行ったら、NMB48の『絶滅黒髪少女』の映像が流れていて、特に山本彩さんがめちゃかっこよかったんですよ。そこからハマって、いつかは自分も!と思うようになりました。
ーー実際に自分がNMB48の一員となった後はどんな気持ちに?
本郷 いやー、皆さんよくお話しされますけど、理想と現実がこうも違うのかと思い知らされました(笑)。それこそアイドルって大きなステージに立ったり、MVに出演したりと、とにかく華やかじゃないですか。でもそこに至るには、たくさん努力を重ねないといけない。それを実感して何度も心が折れかけました。
ーーいろいろな方に怒られたりとか。
本郷 そんなの数えきれないですよ(笑)。特に覚えているのは入ったばかりの時、立ち位置も振りもろくに覚えていないままステージに上がった時のこと。もうめちゃくちゃ怒られました。あとダンスが下手すぎて、劇場公演に出させてもらえないこともあったし。でもだからこそ、12歳ながらもプロ意識が芽生えたし、それ以降も頑張れました。
ーー本郷さんはNMB48に通算8年在籍しましたが、初選抜は7年目(2022年)。長い間辛い時期が続いたんじゃないですか?
本郷 同期の選抜入りが何度も続いたり、後輩がすぐに選抜入りしたり......。その度に「どうして自分はダメなんやろう」って落ち込みました。ある時期からは自分が前に出るより、後輩を前に出す手助けをしたほうがいいのかなと思うようになったり。そのほうが気持ち的にも楽ですから。あと、ファンの期待に応えられないのも辛いし。いずれにせよ自信を失いかけていました。
ーーグループからの卒業も考えましたか?
本郷 もちろん。最初は中学3年生の頃で家族、マネージャーさんに相談し、お母さんだけは「辛ければいいよ」と言ってくれたんですけど、みんなから止められました。それ以降も度々、考えましたね。
ーー先輩メンバーにも相談を?
本郷 しました。りりぽんさん(須藤凜々花)や木下百花さんとか。りりぽんさんは最初の頃から私を気にかけてくださっていたんですけど、相談したら何も言わずご飯に誘ってくれて。で、たくさん話を聞いていただき、最後に「絶対やめないほうがいいよ」って。めちゃ染みましたね。
ーーみなさん、本郷さんの可能性を信じていたんですね。
本郷 ありがたいです。でもなかなか現状は変えられなくて......。そのうち高校を卒業するタイミングで、NMB48を卒業しようと本気で考えるようになりました。一般の人に戻って、大学に進学しようかなって。その頃ですね、水着グラビアに挑戦したのは。
ーー高校卒業のタイミング。48グループは高校卒業までは水着グラビアをやらない独自ルールがあるんですよね。
本郷 そうなんです。マネージャーさんから「やれる?」と打診され、OKしました。でも正直、複雑でしたけどね。それまでグラビアに少し抵抗があったので。
ーーそうなんですか? 本郷さんはそのスタイルの良さから、ファンの間ではずっとグラビア待望論がでていましたよね。
本郷 はい(笑)。でもそのスタイルがコンプレックスだったんです。グラビアなんてとんでもないって思っていました。でも後輩でグラビアをやって自信をつけたメンバーがいたし、自分もそうなれるなら一度試しにやってみようかなって。それこそもう、NMB48を卒業するつもりでいたので、もし合わなければもう一回なんて考えず、すぐ辞めればいいかなって。
ーー初グラビアは『BUBKA』2021年6月号(4月30日発売)でした。でもやるとは言ったものの、やっぱり断ればよかったかなとか思ったりは?
本郷 ちょっとだけ思いました(笑)。でもすぐ話がまとまり、しかも撮影の4日前に言われたんです。腹をくくるしかなかったです。
ーーえっ! 4日前に!? 撮影はどこで?
本郷 大阪のスタジオですね。マネージャーさんとクルマで行ったんですけど、自分でもびっくりするくらい緊張しちゃって。「大丈夫?」って何度も何度も心配されました(笑)。
ーースタジオに着いて初めて撮影用のビキニを見た時は?
本郷 撮影当日まで水着をあまり見たことがなかったんです。なので、どうやって着るの?って(笑)。フィッティングして「大丈夫ですか?」って何度も聞きました。その時、スタイリストさんに「スタイルいいね」って言っていただいたんですよ。それはとても嬉しかったですね。
ーーグラビアは手で袖を持ったり、白や黄色の黄色い水着を着たりと、明るくフレッシュな内容でした。撮影前にポージングの予習はしました? 鏡の前で練習をしたりとか。
本郷 いやいや! 恥ずかしすぎて無理でしたよ(笑)。NMBの後輩・上西怜ちゃん、あと大原優乃さん、沢口愛華さんのグラビアを見て勉強したけど、現場でわからなくなっちゃって。とにかくカメラマンさんの指示に従うだけで精一杯でした。
ーーやはり恥ずかしかった?
本郷 そうですね。でも撮影は堂々とやりましたよ。せっかく撮影してもらっているんだし、恥ずかしがってちゃかっこ悪いだろうなって。でも、ひとりで撮影するってあまりなかったので、それはめちゃくちゃ嬉しかったです。
ーー撮影のことは事前にメンバーには伝えたんですか?
本郷 いいえ、ちゃんと言ってなくて。NMBは全員のグループラインがあるんですよ。そこに毎日メンバーの予定が送られるんですけど、そこに私の撮影のことが書いてあって、そこで知られた感じです。みんな、めちゃびっくりしていましたよ。「えー! 本当にやるん?」みたいな(笑)。
ーーですよね。それまでやらないとみんな思っていたでしょうし。ネットで告知された時も話題になりましたよね。
本郷 発売前、私がSHOWROOMをやってる時に、告知の写真がネットニュースで公開されたんですよ。みんなの驚く様子を見れて嬉しかったです。フォロワーも1日で5千人増えてくれて。こんなに反響あるんだって自分でもびっくりしました(笑)。
ーーその後、瞬く間にオファーが殺到。『週刊プレイボーイ』では2021年27号(6月21日発売)に初登場します。この号は白間美瑠さんが一冊丸ごとグラビアをプロデュース。本郷さんを安田桃寧さんとペアで撮り下ろしさせていただきました。
『週刊プレイボーイ』2021年27号(撮影/岡本武志)より
本郷 週プレさんに出られるのは、すごく嬉しかったですね。やっぱりNMB48の先輩も後輩もたくさん出ていたので、感慨深いというか。桃寧と出るのも嬉しかったです。ただ(白間)美瑠さんの企画っていうのは、「大丈夫なん?」って少し不安になりました(笑)。意外にも(?)素敵な衣装を着させていただき、楽しく撮影させていただきましたけど。
ーー当時の白間さんのインタビューによれば、本郷さんのバストの大きさに驚愕しつつ、ビビッドな水着でポップに仕上げたかったと。あと、むちっとした脚も魅力なので、ニーハイを履いてもらったと。とにかく可愛く見せたかったみたいです。
本郷 そうでしたか!(笑)。いずれにせよ、こういう企画に呼んでもらえるのは本当にありがたいです。幸せというか。自分をとりまく世界が一気に変わった感じ。数ヶ月前まで自分がグラビアをやるなんて想像もできなかったけど、思い切って挑戦してよかったなって、強く思いましたね。
●本郷柚巴(ほんごう・ゆずは)
2003年1月12日生まれ 大阪府出身 身長157㎝
○アイドルグループ「NMB48」の元メンバーで、グラビアだけではなく、俳優業にも力を入れる。
公式X【@yuzuha_hongo】
公式Instagram【@h.yuzuha_0112】
公式TikTok【@hongo.yuzuha】
『大人ゆずはじめました』 本郷柚巴 撮影/矢西誠二 価格/1100円(税込) 2023年6月にNMB48を卒業した本郷柚巴。20歳を迎えアイドルから次のステージへと羽ばたこうとする彼女を撮り下ろし。撮影テーマは「大人ゆず」。海で笑顔を見せる愛らしい姿からの、爽やかでセクシーなランジェリーショットは必見です。
取材・文/大野智己 撮影/荻原大志
記事提供元:週プレNEWS
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