勝負メシは「ギョウザとジャパニーズビーフ」 “日本2勝目”ハーバートが明かしたLIV生活
<インターナショナルシリーズ・ジャパン 最終日◇11日◇カレドニアンGC(千葉県)◇7116ヤード・パー71>
LIVゴルフをバックアップするPIFが出資する、アジアンツアーの高額賞金シリーズが初めて日本で開催された。初代王者に輝いたのは、LIVを主戦場にするルーカス・ハーバート(オーストラリア)。米国ツアー、欧州ツアーでも勝利を挙げたことのある実力者が、その力を遺憾なく発揮した。
実は、日本での優勝は2度目。2023年に茨城県・PGM石岡ゴルフクラブで行われた日欧共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」を制した。今大会はアジアンツアー単独開催だったが、“日本に強い男”のイメージをさらに強く印象づけた。
「10代の頃から何度も日本に来ている。フィールドは強くて、ホーム選手を相手にプレーすることは簡単ではない。日本での2勝は特別。ホームの観衆を前にして彼らに勝つというのは、ある意味、ゲームに勝ったと言えるから」。“アウェイ”の中で5打差をつける圧勝だった。
勝負メシもある。「なんで日本でいいプレーができているかは分からないけれど…。きっと、キョウザとジャパニーズビーフを食べているからかな(笑)。ご飯が本当においしい。ちょっとダイエットをしないといけないね」とニコリ。ISPS時にもお気に入りのぎょうざ屋を発見し、舌鼓を打ったという。
LIVに移籍して、2年目のシーズンを送っている。ルーキーだった昨年は3度のトップ10入り。今季はここまで7試合に出場して、すでにトップ5入り3回。同郷のキャメロン・スミス率いるチーム『リッパーGC』を、前線でひっぱっている。
「LIVでプレーすることが大好き。僕は世界中のいろんな場所でプレーできるのを楽しんでいる人間。最初は適応するのに時間がかかった。スケジュールはフルに戦ったけれど、年末になって、まだ十分に働いていないような気がしていた。これまでは、一年の後半にエネルギーを使うことに慣れてしまっていたから。だからオフには休んで、活力を取り戻し、ゴルフも見直した。だから素晴らしい変化がたくさんあったんだと思う」
そして『LIVゴルフ at 日本』の開催も熱望する。「願わくば、LIVゴルフを日本でやりたい。このような機会に恵まれたこと、キャリアのこのような時期に出場できたことにも感謝している」。その願いが実現する日は、そう遠くないのかもしれない。(文・笠井あかり)
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