アクション映画に挑む女優の《闘い》。タン・チュイムイ監督「私は何度も私になる」
「愛は一切に勝つ」(2006)で注目され、マレーシア映画にニューウェーブを起こしたタン・チュイムイ監督。久々の長編映画として自ら主演も務め、女優業に復帰してアクション映画に挑むことになった主人公の運命を描いた「私は何度も私になる」が、6月28日(土)よりポレポレ東中野で先行公開され、以後はシネマリス(神保町に開館予定)で上映される。ポスタービジュアルが到着した。
出産と離婚を経て引退した名女優ムーン・リー。旧知の映画監督ロジャー・ウーより、アジア版「ボーン・アイデンティティー」というべきアクション映画に主演してほしいとオファーされる。
ムーンは幼い息子をロジャーのアシスタントに預け、ロー師範のもとで過酷な武術訓練に没頭。そんな中で、相手役にムーンの元夫を起用するようスポンサーが望んでいると聞かされる。女性として、映画人として、ムーンが直面する《闘い》とは──。
ロジャー・ウー役は「タレンタイム~優しい歌」で音楽を手掛けたシンガーソングライターのピート・テオ、ロー師範役は「私たちがまた恋に落ちる前に」の監督であるジェームス・リーが務める。独特の作風に注目したい。
「私は何度も私になる」
出演:タン・チュイムイ、ピート・テオ、ブロント・パララエ、ジェームス・リー、ニー・ウーイ
監督:タン・チュイムイ
プロデューサー:ウー・ミンジン
日本語字幕:神部明世
翻訳協力:ワイズ・インフィニティ
協力:大阪アジアン映画祭
配給提供:天画画天(Heaven Pictures)、HK株式会社
配給:Cinemago
2021/香港・マレーシア/106分/カラー/G
© 2022 By Heaven Pictures/HK/Cinemago
記事提供元:キネマ旬報WEB
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