女子プロのアイアンの打痕を見せてもらいました! 溝下3本の芯に本当に集中しているの?
安定感抜群のショットを誇る女子プロはアイアンのどこで打っているのか? 彼女たちのフェースの打痕を撮影し、青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太に解説してもらった。
◇ ◇ ◇
女子プロのアイアンの打痕を見ると、ほぼボール1個分に傷が集中しています。驚異的な再現性の高さと言えます。アマチュアよりも少し打点が高く溝下から3、4本目に当たるのは、ハンドファーストでちょいダウンブローに捉えるからなんです。
これで女子プロはグリーンでしっかり止まる球を打っています。すくい打ちになる人は、打点はもっと下目に当たっていると思います。あおり打ちになりロフトが寝てしまう人は、クロスハンド打ちがオススメです。クロスハンドで正確にミートできると、ハンドファーストで打てている証拠。ティアップしてクリーンに打つようにしましょう。正確にミートできると、あおり打ちのミスを修正できますよ。
また、弾道によって打点が多少左右にズレる傾向にもあります。ドローヒッターは右に打ち出して左に曲がる弾道が持ち球。ややインサイド・アウト軌道に振ることで、ややトゥ側に当てて、ドロー回転をかけています。フォローで左肩付近に高く振り抜くことで、インサイド・アウトの軌道を作っています。
一方、フェードヒッターは左に打ち出して右に曲がる弾道が持ち球。ややアウトサイド・イン軌道に振ることで、ややヒール側に当ててスライス回転をかけています。フォローで左肩下に低く振り抜くことで、アウトサイド・インの軌道を作っています。
まずは自分のアイアンの打点がどうなっているかをチェックしてみるといいですよ。
■大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ。千葉県出身。PGAティーチングプロA級を取得。2015年から青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務めて、5勝を挙げることに貢献。理論的なレッスンでアマチュアにも人気。
◇ ◇ ◇
1位~10位にランクインしたのは? 関連記事【女子プロの“アマに真似してほしい”セッティングランキング 青木瀬令奈、岩井姉妹、山下美夢有……1位は誰だ?】をチェック!
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。