「時空のおっさん」は存在する?「2ちゃんねる」を賑わせた謎の人物…その正体とは
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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世界はたまにバグってる」。
先日公開された第1回目の動画では、ミルクティー飲みたい氏と「ギズモード・ジャパン」副編集長・綱藤公一郎氏が「時空のおっさん」についてのトークを展開。その正体に迫った。
【動画】「時空のおっさん」は存在する? 「2ちゃんねる」を賑わせた謎の人物
「異世界に行ったら“時空のおっさん”がいた」──そんな奇妙な体験談が、2000年代のネット掲示板を中心にひそかに語り継がれている。
“時空のおっさん”とは、日常のふとした瞬間に異世界に迷い込んでしまった人の前に現れる、謎の中年男性のこと。作業着にヘルメットという出で立ちで、いきなり「お前、なんでここにいるんだ」と声をかけてくる。迷い込んだ人を元の世界へ戻してくれる"案内人"的な存在として語られている。
画像素材:PIXTA
この都市伝説の起源は、2000年代前半の匿名掲示板「2ちゃんねる」。
当時、オカルト板などに寄せられた"異世界に迷い込んだ"という体験談の中で、共通して登場する人物がいた。それが、"作業服姿の中年男性"だったのだ。
いくつもの投稿で、同じような風貌の人物が登場することから、「これは同一人物では?」とネット上で話題に。その特徴は、オレンジ色の作業着にヘルメットや帽子をかぶっていること、少し横柄な態度、そして"異世界"とされる場所に現れるというもの。やがてその正体不明の存在は、「時空のおっさん」と呼ばれるようになった。話題は、「時空のおっさん」体験談の中に登場する“ある着信”の話に。
異世界に迷い込んだ直後、「持っていたガラケーに"NOBODY"と表示された電話がかかってきた」という証言が複数あるらしい。
通常、電話帳に登録していない番号から着信があった場合、そのまま発信者の番号が表示される。にもかかわらず、画面に"NOBODY"とだけ表示された——その不自然さがネット上で話題を呼んだという。
これについて、ミルクティー飲みたい氏は「もしかしたら政府とか、闇の組織みたいなすごい力があったら…」とコメント。
確かに現代のスマホなら、ハッキングなどで表示名をいじることは可能かもしれない。しかし、ガラケーの時代にそんなことができたのだろうか? 網藤氏は、こう分析する。
「本当に”NOBODY”と出るようにするなら、各メーカーがそういう仕様で作っていないとできない。当時いろんな会社のガラケーがありましたが、全部が共通してその表示を出すとなると、各メーカーもそれを分かっていて、仕様に織り込んでると考えるのが普通ですよね」。
さらに話は盛り上がり、ミルクティー飲みたい氏は、こんな仮説を立てる。
「時空のおっさんの体験者の周りにすげーヤバいやつがいて、手の込んだいたずらだとしたら。最近、YouTubeとかで超壮大なドッキリとかあるじゃないですか。それをネタバラシしないまま、ずっと不思議な経験だと思っていて、それを2ちゃんに書き込んだとしたら…」。
これを受けて、網藤氏は「そこまでしてアウトプットしたものが、本人が書いた2ちゃんのスレッドだけっていうのももったいないですね(笑)」と笑った。
一見、突飛なようでいて、どこかリアルさも感じるこの会話。だからこそ、「時空のおっさん」は今も語り継がれているのかもしれない。
そもそも、異世界は本当に存在するのか?
ミルクティー飲みたい氏によると、「時空のおっさん」にまつわる体験談の多くは、快晴の日ではなく、どこか天気が不安定な日に起きているという。つまり、特定の時間や場所、そして気象条件が重なった時に、まるでゲームのバグのように世界に"ほころび"が生まれ、そこへ迷い込んでしまうのではないかというのだ。
この考察に対し、網藤氏も「夕焼けの時間帯って、ちょっとエモいというか、不思議な気持ちになるのはわかる」と共感。時間帯や空模様が生み出す“空気感”が、現実と異世界の境界をぼやかしてしまうのかもしれない。
番組ではさらに、「時空のおっさん」について深掘り。YouTubeチャンネル「世界はたまにバグってる」でチェックを!
人気都市伝説系YouTuber・ミルクティー飲みたいが、ネット発の不可思議な現象を深掘りする新番組「先日公開された第1回目の動画では、ミルクティー飲みたい氏と「ギズモード・ジャパン」副編集長・綱藤公一郎氏が「時空のおっさん」についてのトークを展開。その正体に迫った。
【動画】「時空のおっさん」は存在する? 「2ちゃんねる」を賑わせた謎の人物
「時空のおっさん」は異世界の通路の“番人”?
「異世界に行ったら“時空のおっさん”がいた」──そんな奇妙な体験談が、2000年代のネット掲示板を中心にひそかに語り継がれている。
“時空のおっさん”とは、日常のふとした瞬間に異世界に迷い込んでしまった人の前に現れる、謎の中年男性のこと。作業着にヘルメットという出で立ちで、いきなり「お前、なんでここにいるんだ」と声をかけてくる。迷い込んだ人を元の世界へ戻してくれる"案内人"的な存在として語られている。

この都市伝説の起源は、2000年代前半の匿名掲示板「2ちゃんねる」。
当時、オカルト板などに寄せられた"異世界に迷い込んだ"という体験談の中で、共通して登場する人物がいた。それが、"作業服姿の中年男性"だったのだ。
いくつもの投稿で、同じような風貌の人物が登場することから、「これは同一人物では?」とネット上で話題に。その特徴は、オレンジ色の作業着にヘルメットや帽子をかぶっていること、少し横柄な態度、そして"異世界"とされる場所に現れるというもの。やがてその正体不明の存在は、「時空のおっさん」と呼ばれるようになった。話題は、「時空のおっさん」体験談の中に登場する“ある着信”の話に。
異世界に迷い込んだ直後、「持っていたガラケーに"NOBODY"と表示された電話がかかってきた」という証言が複数あるらしい。
通常、電話帳に登録していない番号から着信があった場合、そのまま発信者の番号が表示される。にもかかわらず、画面に"NOBODY"とだけ表示された——その不自然さがネット上で話題を呼んだという。
これについて、ミルクティー飲みたい氏は「もしかしたら政府とか、闇の組織みたいなすごい力があったら…」とコメント。
確かに現代のスマホなら、ハッキングなどで表示名をいじることは可能かもしれない。しかし、ガラケーの時代にそんなことができたのだろうか? 網藤氏は、こう分析する。
「本当に”NOBODY”と出るようにするなら、各メーカーがそういう仕様で作っていないとできない。当時いろんな会社のガラケーがありましたが、全部が共通してその表示を出すとなると、各メーカーもそれを分かっていて、仕様に織り込んでると考えるのが普通ですよね」。
さらに話は盛り上がり、ミルクティー飲みたい氏は、こんな仮説を立てる。
「時空のおっさんの体験者の周りにすげーヤバいやつがいて、手の込んだいたずらだとしたら。最近、YouTubeとかで超壮大なドッキリとかあるじゃないですか。それをネタバラシしないまま、ずっと不思議な経験だと思っていて、それを2ちゃんに書き込んだとしたら…」。
これを受けて、網藤氏は「そこまでしてアウトプットしたものが、本人が書いた2ちゃんのスレッドだけっていうのももったいないですね(笑)」と笑った。
一見、突飛なようでいて、どこかリアルさも感じるこの会話。だからこそ、「時空のおっさん」は今も語り継がれているのかもしれない。
異世界に迷い込む条件
そもそも、異世界は本当に存在するのか?
ミルクティー飲みたい氏によると、「時空のおっさん」にまつわる体験談の多くは、快晴の日ではなく、どこか天気が不安定な日に起きているという。つまり、特定の時間や場所、そして気象条件が重なった時に、まるでゲームのバグのように世界に"ほころび"が生まれ、そこへ迷い込んでしまうのではないかというのだ。
この考察に対し、網藤氏も「夕焼けの時間帯って、ちょっとエモいというか、不思議な気持ちになるのはわかる」と共感。時間帯や空模様が生み出す“空気感”が、現実と異世界の境界をぼやかしてしまうのかもしれない。
番組ではさらに、「時空のおっさん」について深掘り。YouTubeチャンネル「世界はたまにバグってる」でチェックを!
記事提供元:テレ東プラス
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