西郷真央がメジャー覇者の“一員”に加わった実感 「仲間に入れてもらえてうれしかった」
<ブラックデザート選手権 初日◇1日◇ブラックデザート・リゾートGC(ユタ州)◇6629ヤード・パー72>
メジャー初優勝の余韻が残る中、西郷真央は4バーディ・2ボギーの「70」で回り、2アンダー・42位タイで初日を終えた。
「前半はなかなかパッティングが決まらなかった。一日を通して距離感が合っていなかったので、なかなかバーディを取るのが難しかった。前半はアイアンも良くなかったこともあって、スコアを伸ばせなかったんですけど、後半はチャンスを作ったことでバーディを取れたので、そこは評価できると思います」
そう一日を振り返った西郷。前半は3番から連続ボギーと苦しんだが、6番で1つ取り返してハーフターン。後半は「最初のバーディはアイアンでしっかり、納得のいくショットを打てたのは良かった。ロングで取りこぼすことがなかったので、その次のパー4も取れた。いい流れでプレーできたと思います」と話すように、12番からは3連続バーディを奪い、一気にアンダーパーへ持ち込んだ。
メジャーチャンピオンとして迎える初めての大会。「日本選手はもちろんですけど、あまり回ったことのない選手からも声をかけてくれるのはうれしかったです」と語り、改めて偉業を達成した実感がこみ上げてきている。
さらに、初日はリリア・ヴ(米国)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)との組み合わせ。2人のメジャータイトルホルダーと同組で回るのも、初制覇を果たしたからこそ。「リリア(・ヴ)なんかはグリーン周りが上手いですし、ふたりとも途中で話しかけてくれました。勝ったから、仲間に入れてもらえている感じがうれしかったです。ああいう組に自分が入れてもらえるのは光栄なことなので、そこから外れないように頑張っていきます」と、今後へのモチベーションも口にした。
2日目に向けては、「アイアンショットが後半はマシになりましたけど、前半はちょっと動きが違う感じがあったので、あすはそこがないようにしたい。パターの感じと合わせて調整したい」と意気込む。ティショットはすべてフェアウェイを捉える安定ぶりを見せており、課題に挙げたアイアンとパッティングが噛み合えば、大きなジャンプアップも十分に期待できそうだ。
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